TSUKUCOMM-30
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11月6日から8日の3日間、第41回筑波大学学園祭「雙峰祭」を開催しました。「雙峰祭」は、学生組織である学園祭実行委員会が中心となって、準備から運営まで行っています。今年の雙峰祭のテーマは「筑波浪漫」。雙峰祭の長い歴史に思いをはせ、来場者全員で夢や希望の詰まった「新しい雙峰祭」を作りあげる、そんな思いを込めたテーマを掲げました。1日目、2日目は好天に恵まれ、多くの方々にご来場いただき、学生の個性を発揮する企画や本学の学術性を発信する企画など、多種多様な企画が、本学ならではの広大なキャンパスに軒を連ねました。3日目はあいにくの雨模様のため、屋外の調理企画などが一部中止となりましたが、屋内企画や後夜祭ステージは大変盛り上がり、3日間の雙峰祭を締めくくりました。エンパワーメント情報学プログラムは、平成27年5月に竣工したエンパワースタジオを舞台に、人の機能を補完・協調・拡張する工学システムを「作品」という形で展示し、実演を通じて一般社会の人々から評価を得た上で、それを次の研究につなげるステップ・バイ・ステップの研究教育プログラムです。11月13日には「エンパワースタジオ公開シンポジウム」が開催され、エンパワースタジオの内部が初めて公開されました。圧巻は、全周壁面と床面に立体映像を投影し、天井に設置されたワイヤー駆動モーションベースです。なんと、立体映像空間中の飛行が可能な設備なのです。また、グランドギャラリーでは、巨大なビッグロボを体験できます。ビッグロボは、人が身長5mの巨人になった場合の身体感覚を体験するための装置です。その他、ショールーム型実験室でも研究開発中の装置のデモンストレーションが行われました。体験した来場者は、「3Dメガネをかけると、立体的に映し出されるだけでなく、視点によって周囲の風景が変わるので、お城の内部を本当に飛んでいるかのようだった。実際の高さよりずっと高いところから見下ろしている感じだった(空中飛行)」「まさに、巨人になった感じ。自分がものすごく強くなった感覚があって、気持ちよかった(ビッグロボ)」などと興奮した面持ちで感想を語りました。ビッグロボ第41回学園祭「雙峰(そうほう)祭」エンパワースタジオ一般公開TOPICS空中飛行TSUKUBA COMMUNICATIONS20

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