TSUKUCOMM-30
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茗渓会紫峰会MEIKEIKAISHIHOKAI筑波大学同窓会を母体とする一般社団法人筑波大学父母会組織の学生後援会平成27年度茗渓会追悼のつどい茗渓会の公開講座開催ホームカミングデーに助成金課外活動団体会計面接 昨夏より1年間に272名の茗渓会員が亡くなられ、9月5日に追悼のつどいを挙行いたしました。これまで筑波大学と茗渓会にご支援・ご協力をいただいたことに感謝し、ご冥福をお祈りします。 茗渓会の公益事業の一つである公開講座を年4回開催しています。9月26日には、筑波研修センターにおいて、筑波大学名誉教授の藤原保明先生による「耳を澄まして聞く英語~藤原教授の英語の話 第12弾」。11月14日には、お茶の水女子大学にて静岡文化芸術大学 学長 熊倉 功夫 先生の「茶の湯にみる日本の和食文化」を実施しました。 筑波大学が主催するホームカミングデーに50万円の助成金を贈りました。また、茗渓会は、学生諸活動支援(学園祭助成等)、卒業祝賀会支援など、筑波大学に毎年約800万円の助成をしています。 紫峰会の主要三事業の一つである「運営支援事業」の中でも、特に重要なものが課外活動団体に対して実施している「会計面接」です。会計面接は課外活動団体の会計処理の充実を促しつつ、有効な援助金給付を行うため、毎年全団体(平成26年度は153団体、170会計)に対して実施しています。 会計面接は、紫峰会設立当初に学生担当教官室の佐原傳三先生が各団体に出向き、経理収支報告書の書き方を説明し、提出された収支計算書に基づいた援助対象項目を決めることから始まりました。昭和57年以降は紫峰会職員に引き継がれ、現在に至ります。 面接時の紫峰会のヒアリング内容は以下の通りです。① 団体への援助金が団体の会計に入金されていることを確認する②支給された援助金の活用状況を確認する③ 各団体の会計処理が円滑に行われているかを確認し、必要があれば助言する④各団体の活動状況や活動への支援に関する要望を把握する 会計面接を全課外活動団体に実施することは大変労力のかかることですが、全団体と面と向かって話をすることができる唯一の機会であるのと同時に、学生達だけでは解決できない会計上の問題や潜在している運営上の問題にいち早く対応することができます。結果として、団体の活動を盛り立てることに繋がっています。〈会計面接で判明する団体の問題の例〉・部費滞納者が多く会計が回っていない・予算を作成しておらず、自転車操業の会計になっている・顧問教員と長期間連絡が取れていない・ 会計報告である収支計算書の作成が満足にできておらず、もらえる援助金の額が本来もらえる額よりも大幅に少ない・ 長年会計をしていた人が卒業し、会計の引継ぎが満足にされていない・我流の会計をし、状況を把握できなくなっている・数百万円の現金が常に手元にある・ 徴収簿があだ名で書かれており、他の人から見て誰が誰だか分からない・実際の資金残高(現金と預金)と帳簿上の残高が合致していない・ 周りのサポートが無く会計担当者のみが会計業務の負担を抱え込み、機能不全に陥っている・会計担当者が部の費用を立て替えている・部費未納のまま卒業し、連絡がつかない先輩がいるTSUKUBA COMMUNICATIONS27

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