TSUKUCOMM-31
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の構造を把握できるようになり、さらには説明文や物語の創作へと発展します。それが具体化した活動の一つが「詩のボクシング」。もう10年以上も取り組んでいます。ボクシングと言っても殴り合うわけではありません。赤コーナーと青コーナーに分かれて対戦形式で行う、詩の朗読発表会です。米国で始まったもので、1990年代後半に日本に紹介されました。出場者はそれぞれ自作の詩を朗読し、子どもたちの中から選んだジャッジ(審判)の多数決で勝敗を判定します。中学や高校では学校対決などもありますが、小学校での取り組みは珍しく、文化交流を進めるケネディ駐日米大使が関心を持ち、昨年6月に附属小・中学校の代表者が米国大使館に招かれ人を募ったり、隣同士で話し合ったりします。積極的に発言することと同じように、互いの発言に耳を傾けることも求められる活動です。そうして、一人の考えやひらめきを、先生がくみ取って代弁するのではなく、みんなで理解できるように導きます。国語は他の教科に比べて起伏のつけにくい教科だからこそ、能動的に参加する学びを意識しています。青木先生は、自ら問題意識を持って読み書きのできる子どもを育てたいと考えています。物語も説明文も基本は「謎解き」。単にストーリーを追ったり、内容を要約するのではなく、登場人物の背景や、伏線を理解して、明示されないそれらのつながりを見つけるのが文章を読む楽しさです。そのために、場面や段落で細切れにせず、文章全体を丸ごと捉えることを心掛けています。語彙を増やしたり、文章の流れを把握するために、教科書や各自が選んだ文章の「書き写し」も重視しています。このような、読むことと書くことを融合した体系的な学びを通して、子どもたちは論の展開や物語教材は「鬼ごっこ」のいろいろな遊び方について書かれた1枚のプリント。「どんな遊び方があるか」と「なぜそのような遊び方をするのか」、それぞれ白と黄色の紙に書かれ、黒板に貼られた2つの問いを手掛かりに、段落ごとに内容を確かめ、それらの関連を探していきます。そわそわしている子どももいて、教室の中はなんとなくざわついていますが、青木先生が質問を発すると、一斉に元気よく手が挙がります。誰かが発言をすると、そこからさらに問いを広げながら授業は進んでいきます。中には、自分の考えを的確に表現しきれていなかったり、2年生にしては難しい単語が飛び出すこともあります。そんなときは、その内容を別の言葉で言い換えられる1961961961965555年千55葉県生生生生県生生県生まれ。東京学学芸大学芸芸大芸大芸芸大芸大芸芸芸芸芸卒業後業後業後業後後後、業後東京都都都江東区江江江江江江江江江江江内の小学学校教校教校教校教校教校教校教校教教教諭となるなるなるるる。なるる1993年よ年よ年よ年よ年よ年年よ年よ年年年よ年よ年より筑波大学附属小学属小属小属小属小属小属小属小小属属小属属小属小属属小属小校に赴に赴に赴に赴赴赴任にに赴赴し、現現現現現現現現現現現現現在に至在在在在在在在在在在在在在在る。その間、間、間、間間間、間間間担任おおおよおよおよおよびよびよびおおおおよびび他の学学学学学学学学学学他のの学他の学他の他の学他の学学学年の国年年年年年年年年年年年年の国のの国国年国年国国語の授授授授授授語の授授授の授授語語語の授語授語授授授授業を担業業をを担業を担業を担業を担当。。。当。当。当趣味は趣味は味は味は味はは味は味は趣味ははドライドラライドライドライドラドライドライララドブと生ブと生ブと生ブと生ブと生ブと生ブブき物飼き物飼飼き物飼き物飼き物飼き物飼育、飛育、飛育、飛飛育、飛育、飛育、飛育、飛行機行機行機行機行機行機行機の中での中ででの落語落語語を聞くこと。筑波筑波波波波大筑波大大大大筑波大筑波大筑大大学附属学附属学附属属属属属属属学附属属小学校小小小小小小小小青青青青青青青あおあおあおおおき木木木木木木木木木木 伸伸伸伸伸伸伸のぶおぶぶぶぶぶぶぶぶぶ生生生生生生生生生生生 教諭諭諭諭諭諭諭諭諭諭諭諭諭諭本学には11の附属学校があります。それぞれの分野でわが国の教育をリードしており、全国でも有名な先生たちが大勢います。各学校で活躍する名物先生を紹介いたします。TSUKUBA COMMUNICATIONS14

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