TSUKUCOMM-31
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「筑波大学新聞」※1が、「2015年第5回大学新聞コンテスト」※2の一般新聞部門において、「連載賞」1位、「記事賞」2位を獲得し、総合的に評価される「朝日新聞社賞」(最優秀賞)に輝いた。「連載賞」1位を獲得したのは、「つくばに街灯を」という連載。警察担当の鈴木拓也さん(人文学類4年)が、「大学周辺の街灯のない道で女子学生へのわいせつ事件が急増している」という情報をキャッチ。市役所担当の平嶋健人さん(社会学類4年)らと、2013年12月から「つくばに街灯を」キャンペーンを開始し、関係機関の取り組み、現地調査報告、筑波大生400人へのアンケート、被害女性の声などを報じた。その結果、キャンペーン開始からわずか1年後、指摘した場所に、つくば市が13本の街灯を設置。さらには、街灯問題の解決を目指す「協議会」も発足させた。受賞は、その多角的な報道と大学新聞が行政を動かした点が評価されてのことだ。「自分たちの新聞が社会を動かしたということが実感できた」と鈴木さん。この素晴らしい経験が彼の進路を決定付け、4月から毎日新聞社の記者として歩み出す。「記事賞」2位を獲得したのは、「自転車交通違反に関する記事(5人に1人が交通違反)」。大学周辺の道路で5,000人近くを対象に自転車の通行状況を定点調査したり、違反者に直撃取材するなどして、筑波大生の自転車運転の現状を明らかにしたものだ。この特集を企画した新田萌夏さん(社会学類3年)と油布知夏さん(人文学類3年)を中心に、定点観測にはたくさんの部員が協力した。表彰式に参列した新田さんは、「朝日新聞社のデスク担当の人たちに、『ただの広報活動でなく、自分たちが調べた結果を発信するという姿勢がいい』と高く評価されたことが嬉しい」と喜ぶ。この記事は、「つくば中央警察署の業務営および交通安全活動に貢献した」と、つば中央警察署長から感謝状も贈呈された。「筑波大学新聞は、地域の皆さんにも読でいただくことを念頭においた地域紙を指している。今まで取り組んできた問題の捗にも注目していきたいし、これからもいろいろな問題提起をしていきたい」と、編集長の田中開さん(教育学類2年)。「(編集部は)みんなで1つの紙面を作ろうという団結力があって、すごくいい雰囲気。ぜひたくさんの新入生に加わってほしい」。最後は熱烈アピールで締めくくった。大学新聞コンテストで最優秀賞!■スキー部第36回全日本スキー選手権大会フリースタイル競技[デュアルモーグル]3位 尾登可南太(工シス1年)■柔道部平成28年全国体育系学生柔道体重別選手権大会[男子81㌔級]優勝 山本幸紀(体専3年)準優勝 小原弘暉(体育1)平成28年茨城県柔道選手権[男子]優勝 小林悠輔(体専4年)準優勝準優勝 尾原琢仁尾原琢仁(体専3(体専3年)年)[女子]優勝 藤原恵美(体専3年)準優勝 能智亜衣美(体専2年)平成28年関東柔道選手権[女子]準優勝 藤原恵美■バドミントン部第1回日本障害者バドミントン選手権大会[男子シングルス]優勝 [男子ダブルス]第3位 藤原大輔(体専4年)■卓球部天皇杯・皇后杯 平成27年度 全日本卓球選手権大会[混合ダブルス]ベスト8 坪井勇磨(体育1)ベスト8 片岡弘紀(体育2)※学年は2016年3月現在筑波大生務運つく読んを目の進賞!長力んん進鈴木 拓也さん森脇 慎さん森森森森脇脇脇脇 慎慎慎慎さん(前編集長 社会学類3年)田中 開さん新田 萌夏さん※1筑波大学新聞:筑波大学新聞編集部が作成する大学公認の新聞。現在編集部員は25人ほどで、男女比はほぼ半々。発行は年7回(4・5・7・9・10・12・1月)。発行部数21000部。各エリア支援室や図書館、書籍部など本学の各所やつくば市内、各研究機関などで無料配布している。● 新入部員募集中(連絡先/shinbun@un.tsukuba.ac.jp)● 本学HPより閲覧可能 (https://www.tsukuba.ac.jp/public/newspaper/shinbunindex.html)※2大学新聞コンテスト:東京五大学新聞連盟・関東学生連盟主催、朝日新聞社・日刊スポーツ新聞社特別後援。大学生が発行する優秀な新聞を選ぶコンテストで、2001年からスポーツ新聞を対象に開催されており、一般新聞部門の開催は今回が初めて。同点首位で一橋新聞部も最優秀賞に選ばれている。新入部員募集中!TSUKUBA COMMUNICATIONS1717

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