TSUKUCOMM-32
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4月23日、科学技術週間のイベント「筑波大学 キッズ・ユニバーシティ」を開催しました。「科学の面白さや大学の魅力を体験してもらうこと」を目的とした、特別授業、体験教室、工作教室、観察ツアー等、盛りだくさんのイベントです。この名称になって今年で5回目になります。当日は天候に恵まれ、数多くのキッズや保護者、そしておとなが訪れました。今年は、「キッズユニバーシティ附属おとなユニバーシティ」と題したイベント企画も実施しました!2012年から毎年配布している「学生証」(有効期限は筑波大学に入学するまで!)は今年も好評で、300名以上のキッズが受け取りました。キッズ・ユニバーシティの目玉は、大学教員による特別授業。今年は、人間系所属の湯川進太郎准教授による「『からだ』で『こころ』を調える:マインドフルネス入門」(これが、おとなユニバーシティの授業)と、体育系所属の高木英樹教授による「ヒトはどこまで速く泳げるのか?」を実施しました。過去と未来のことに思いを馳せ、ワクワクドキドキできるのは人間だけです。でも実は、それが落ち込む原因になったりもします。湯川先生の指導の下、そんな風に悩まないためのマインドフルネスという手法をみんなで体験しました。「G7茨城・つくば科学技術大臣会合」(5月15日~17日開催)の前夜祭イベントとして、J-WAVEと筑波大学とが初タッグを組んだ、テクノロジーと音楽のフェスティバル「Innovation World Festa 2016」が5月14日に開催されました。筑波大学大学会館を会場に、日本を代表する各分野のイノベーターやアーティストが集結し、トークセッションやこの日限りのライブパフォーマンスが繰り広げられました。最先端のベンチャー企業によるテクノロジー・ブースの出展、ラジオの公開放送なども行われました。筑波大学科学技術週間キッズ・ユニバーシティテクノロジーと音楽の祭典「Innovation World Festa 2016」を開催!TOPICSヒトが泳ぐようになったのは、必要にかられてのことだったかもしれません。現在は、楽しみやフィットネスのために泳ぐ人も多いはずです。高木先生の講義では、水泳の歴史を振り返るとともに、より速く泳ぐための工夫として、水着の開発と泳法の改良について学びました。ヒトはトラフグよりも泳ぐ効率が悪いというデータにショックを受けた人が多かったかもしれません。今回の新しい企画として、3Dドームシアター上映会が実施されました。ロビーに大きなエアドームを設営し、シミュレーション研究や最先端三次元計測の結果を立体映像で投影しました。また、「筑波大学地底探検ツアー」と題した建物地下の巨大空間ツアーは、初めての試みにもかかわらず、あっという間に参加申し込みが締め切られました。来年は4月22日(土)を予定しています。本イベントは本学学生の発案により、昨夏から準備が進められてきました。実施にあたっては、映像を含めたステージ上の演出や、アーティストとの共演、屋外フードコートの企画、当日の運営など、数多くの学生が様々な場面に携わりました。音楽プロデューサーにはm- oのVERBALさん、テクノロジー・プロデューサーには本学OBでもあるC Channel株式会社代表の森川亮さんが就任し、MCやパフォーマンスで会場を盛り上げました。天候にも恵まれ、来場者数はおよそ3,000人に上りました。終演後のアフター▲3Dドームの中にはもうひとつの世界が!TSUKUBACOMMUNICATIONS16

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