TSUKUCOMM-33
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母の祖国日本に暮らすことが夢でした ノルウェー人の父と日本人の母の元に生まれ、ノルウェーのオスロ近郊にあるアスケルという街で暮らしていました。「いつか母の祖国、日本で生活をしたい」と思っていたので、大学生になるのを機にG30プログラムで本学に進学し、現在は国際総合学類3年で経営人類学のゼミに入っています。つくばでの生活はとても充実していますが、夏とクリスマスシーズンは、故郷と家族を想うことが多くなります。ヨットとフィヨルドはかない夏の贅沢 北欧に位置するノルウェーでは、夏は6月の半ばから7月の終わりごろまでのわずか1か月余り。日本のように気温が30℃を超える日は1、2日あるかないかで、25℃程度の過ごしやすい気候です。まぶたを閉じれば自宅のバルコニーから眼前に広がるフィヨルドの風景が浮かんできます。 私は幼いころに地域のヨットクラブでセーリングを教えてもらいました。クラブが所有している古いセールボートに乗って、ヨットを操る父と一緒にフィヨルドをセーリングします。夏の日差しにキラキラ輝く水面とフィヨルドの緑はとてもきれいです。アスケルはノルウェーフィヨルドの端に位置し、ここからぐるっと北欧のフィヨルドを周遊することができます。   そうそう、セーリングの時には釣竿も忘れません。支流では大物のサバを釣り上げたこともあります。所属:社会・国際学群 国際総合学類 3年趣味:散歩、読書、旅行Gylseth Mai Masuda さんギルセット・マイ・マスダ本学には、100を超える国から、約3千人の留学生が訪れています。このコーナーでは、本学の留学生から、出身国の自慢の場所や風景、食べ物など、多岐にわたって紹介していただきます。ノルウェー王国 ◉ベルゲンベルゲン◉オスロオスロ◉アスケルアスケル◉ネーロイフィヨルドネーロイフィヨルド◉アウルランフィヨルドアウルランフィヨルド大好きな父海の上、風が最高に心地よい街のヨットハーバーからの眺め友人とヨットハーバーにて15

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