TSUKUCOMM-33
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9月16日から20日の5日間、台湾文化ウィークが筑波大学サテライトオフィス他で開催されました。台湾文化ウィークは、筑波大学が国際化の推進のために開催している、海外文化ウィークの第二弾となります。今回は、本学の台湾オフィスが昨年より本格稼働を開始したことに鑑み、市民の皆様にも台湾への理解を深め、その文化を楽しんでいただけるイベントとして企画しました。オープニングでも振る舞われた国立台湾大学ブランドの凍頂烏龍茶の試飲、台湾名物のパイナップルケーキの試食には連日たくさんの人々が訪れ、お茶の香りを楽しみながら、台湾の写真や、台湾人留学生による書や絵画、台湾の大学、企業の展示など、台湾の文化に親しみました。展示以外にも、2つの市民講座「知られざる台湾」、「台湾語講座」及び、台湾に造詣の深い直木賞作家・乃南アサ氏によるトークショー、台湾の新興閣掌中劇団による人形劇、関東地域台湾人医師団体による台湾の歌の合唱と、多岐にわたるイベントが行われ、その全てが満席となる盛況ぶりでした。今年も、本学ならびに筑波研究学園都市における最新研究のショーケースたることを目標に掲げる「Tsukuba Global Science Week (TGSW)」が、9月17日から19日までの3日間、世界33か国、113機関からの発表者と、実数で1,500人を超す来場者を迎え、つくば国際会議場にて開催されました。社会貢献や外部資金獲得、国際的レピュテーションの強化への多面的な要請の高まりから、独立性の高い大学にとっても、産業界および政府系の研究機関といかに連携し、シナジーを高めていくかが喫緊の課題となっています。そこでTGSW2016では、「産官学連携とイノベーション」を全体テーマとして設定し、国際産学連携本部主催による、次世代社会・産業とオープンイノベーションを扱うメインセッションを実施しました。また、本学だけ筑波大学海外文化ウィーク第二弾 台湾文化ウィーク開催TGSW2016台湾文化ウィークには、期間中延べ1,500人以上が来場し、多くの方に台湾の魅力を味わっていただける大変良い機会となりました。でなく、物質・材料研究機構(NIMS)や、本学の重要な協定校のひとつであるボルドー大学主催によるセッションを含め、過去最大の規模となる40を越えるセッションが実施され、いずれも盛況のうちに幕を閉じました。初日となる9月17日のオープニングセッションでは、Alzheimer’s Research UKから50億円近い財政支援を受け、産学連携によるアルツハイマー病および認知症治療の研究を指揮するJohn Davis博士(オックスフォード大学)の特別講演が200人を超える聴衆の前で行われました。続いて行われた国際産学連携本部主催によるメインセッションでは、まず原山優子氏(内閣府総合科学技術・イノベーション会議議員)およびD. Winwoodサンパウロ大学、マレーシア日本国際工科院との調印式TSUKUBA COMMUNICATIONS16

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