TSUKUCOMM-33
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7月27日~29日、本学附属学校群の児童・生徒が黒姫高原(長野県)で2泊3日の共同生活を行いました。小学生から高校生まで、様々な障害のある児童・生徒を含む子どもたちが、共同生活とアダプテッドスポーツなどを通して多彩な交流活動を展開し、心のバリアフリーに対する意識の向上を図るとともに、個性の尊重と伸張を目指すことが目的です。2回目の実施となる今年度は、附属学校11校中8校から73名の児童・生徒が参加しました。3日間という短い期間の中で、さまざまな活動が行われました。初日はあいにくの天気となってしまいましたが、現地に到着すると、班ごとに分かれてカレー、クリームシチュー、ポトフから2つを選んで、夕食を作りました。2日目は盛りだくさん!大塚特別支援学校と附属小学校の児黒姫高原共同生活童・生徒がリードする「ラジオ体操第一“イングリッシュバージョン”」からスタート。それから、「森のアドベンチャー」と称した、黒姫高原の自然を堪能する散策に出かけました。途中では流れる小川にも入って、みんな大はしゃぎ。続いて、「アイスクリーム作り」と「思い出の作品作り」の2つのものづくり企画です。黒姫高原の牧場でとれた搾りたて牛乳で、卵を使わないアイスクリーム作りに挑戦。また、黒姫山麓の森林の中で育った木の枝や実を使って、フォトフレームやドアプレート作りにも取り組み、それぞれ思い思いの作品が仕上がり、満足気でした。共同生活最後の夜はキャンドルファイヤーと花火を中心に、みんなでゲームや合唱に興じたり、各学校の出し物を披露しました。最終日は「野尻湖ナウマンゾウ博物館」へ。学芸員の丁寧な説明に、児童・生徒たちは興味津々です。化石の骨や歯に直接触りながら、館内を見学しました。そして、楽しいバスレクとともに帰路につきました。たくさんの保護者と職員の笑顔に迎えられ、全員無事に戻ってきました。互いにかけがえのない存在であることを感じ取って、3日間の共同生活は幕を閉じました。TSUKUBA COMMUNICATIONS1919

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