TSUKUCOMM-34
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ツクバでツナガるリレ エッセイ教育推進部教育推進課好きな本の一冊に原田康子の「挽歌」がある。小学生の頃、母の本棚からこっそり抜き取って読みふけったもの。「アミ」も「コキュ」もわかるはずもなく。それでも桂木さん、怜子、ママンのそれぞれの想いに心が震えた。その頃から私のそばにはいつも本がある。私の原点は母である。読書も、映画も、旅行も、スポーツも、着道楽も母が教えてくれた。凛として、筋を通す母の背中を私はずっと追ってきた。いつかそんな背中を子ども達にも見せたいと・・・。ほぼ子育ても終わった今、息子は「自立したマザコン」に育てあげたし、娘とは「友達親子」。私の子育ては合格点かもしれない。お母さん、どうですか。篠原 美智子 さん次回は、人間系准教授の飯田浩之さんです。『30年以上前から、言いたい放題言わせてもらってます。寛大さとこだわりを持ち備えたナイスガイです』NEXT人文社会系准教授日暮れが早まり、秋から冬の空気にかわってくると、ふと過去のクリスマスを思い出す——幼い頃のこの時期の高揚した気分、ツリーの飾りつけをしたこと、クリスマスのミサ、友人とのパーティ。昔のことを考えていると不思議と落ち着く。子どもの頃の楽しい「クリスマス」があってこそ、大人になってもその言葉が心を癒すのかもしれない。ためいきがでるほど華やかな電飾や豪華なパーティも良いが、あたたかいクリスマスを過ごすことには特別な感動がある。今年の冬は、この絵本のような、静かであたたかい「ホワイトクリスマス」 を心に置いて過ごしたい。海後 宗男 さん次回は、広報室教授の福原直樹さんです。『南・西ヨーロッパの文化や生活に関する勉強会を年数会行っています。学生から大変尊敬されている先生です』NEXT海外のテレビ番組を見るのが好きで、ドラマ、サスペンス、コメディー、サイエンスフィクションなどジャンルを問わず見ています。最近は仕事、家事、子育てと、なかなか放送時間に合わせてテレビを見ることができませんが、番組がひとまとめで放送・配信されるようになり、好きな時に好きなだけ番組を見ることができる便利な時代になりました。連続的に鑑賞してやめられない状態を指す「ビンジ・ウォッチング(binge-watching)」という新語もできましたが、私は通勤電車の中、就寝前などちょっとした時間を見つけては、毎日プチ・ビンジ・ウォッチング(笑)を楽しんでいます。小田 キャサリン ヴィヴァル さんグローバル・コモンズ機構次回は、教育推進部教育推進課の飯田友紀さんです。『私が担当する大学内の英会話研修会参加者の一人で、いつも明るく親切な癒し系女性です』NEXT芸術系准教授カタツムリ(マイマイ)を飼っています。手のひらにのるぐらいの小ささで、ゆっくり動き、都合が悪いことがあると殻にひきこもってしまう・・・「まいまい」という響きには、何だか心を落ち着かせてくれるような温かさがあります。わたしの部屋には今、50匹ほどのマイマイたちがいます。幸い、ほとんどの子たちが元気でやってくれていて、ときどきサイエンスイベントに出演してくれたりもします。ところでみなさんは木登りをするカタツムリがいるのをご存じですか?夏、雨がたくさん降っている日に、大学公園のバス停近くの街路樹をよく見てみてください。愛らしいマイマイがくっついていますので。佐伯 いく代 さん次回は、学術情報部情報企画課の寺本しほりさんです。『私は所属で図書委員をしているのですが、雑誌や書籍の購入について、いつも助けていただいています』NEXTTSUKUCOMM Vol.3424

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