TSUKUCOMM-35
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■ベストにこだわる永田●お二人は、WBC(World Baseball Classic)での対戦など、野球を通して交流を続けられてきました。台湾でも日本でも、野球はとても大切なスポーツのひとつですから、そういう長いお付き合いというのは両国にとっても意義のあることだと思います。さて、王さんと言えば、なんといっても一本足打法です。そこで最初に伺います。あの打法は、肉体的にもかなりきついと思うのですが、引退されるまでずっと続けられました。その秘訣をどうしてもお聞きしたいのですが。王●まず、一本足打法をなぜやったかというと、バッティングで一番大事なのはタイミング、ボールとの距離感です。バットにボールが当たった時スポーツと大学。かけ離れた世界のようですが、自らの限界に挑戦するプレーヤー、チームの力を引き出す指導者、組織全体を指揮するマネージャー、といった各レベルの役割や組織の構造から捉えると、両者には接点があります。通算本塁打の世界記録を樹立し、日本のプロ野球界を長年にわたって支えてきたレジェンド、王貞治氏、日本の社会人野球で活躍した後、筑波大学で学び、台湾代表チーム監督を経て、現在は教育者として後進の育成に尽力する台湾野球界の第一人者、林華韋氏をお迎えし、人材育成や組織運営の極意について、永田学長とともに熱く語りました。SADAHARU OH王 貞 治福岡ソフトバンクホークス取締役会長HUA-WEI LIN林 華 韋国立台湾体育運動大学校長 / 筑波大学台湾校友会会長KYOSUKE NAGATA永 田 恭 介筑波大学学長[鼎談]SPECIAL TALKTSUKU COMM名選手の資質、名監督の条件TSUKU COMM 09

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