TSUKUCOMM-36
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オーストラリアーーーーーーーシシシーアーシシシアアーシシンガポーシンガポーシンガポーシシシルルルルシシシシシンシシシンガポポールルルルルルルフフフィリピフィリピフィリピンンンンンンンフフフフィリピピピピンンンンンンンフンン●ジャカルタ●バンドン●パダン●バリ島Republik Indonesiaインドネシア共和国シシシ インドネシアの就職活動は日本とは全く違います。とにかく卒業証明書がなければ始まらないので、大学を卒業して初めて就職活動のスタートラインに立てます。卒業後に長期休暇を取る人もいれば、すぐに仕事を探す人もいます。企業も一斉採用ではなく必要なポジションを随時募集するので、職に就こうと思ったら、新聞で求人を探したり、希望する業種、企業のホームページをチェックしたりします。日本のような求人情報誌のようなものはありません。また、募集人数も多くないので競争も激しいですね。●おおらかでフレンドリーなインドネシア人 インドネシアでは貧富の差が大きく、経済状況によって就ける職業が限られています。そのせいもあって職業によってはプライドをもって働くことが難しいため、質の低い労働になってしまうことが問題になっています。一方で、どんな職場でも上司と部下ではキャリアの差があるのは当然としても、コミュニケーションで上下関係はありません。日本では上司と部下の隔たりが大きく、話しづらい雰囲気があるのに、なぜ「飲み会」の後でそれが縮まるのでしょうか? 私はお酒を飲まないので、余計にわからないのかも。 日本のテレビで「バリ島の人はどんないたずらをされても怒らない」というバラエティ番組を見たことがあります。確かにインドネシア人はおおらかで親しみやすいと思います。日本に来てから改めて知ることができたインドネシアの良さでした。外国人に対してもどんどん声をかけますし、旅行者から話しかけられたらもう止まらないと思います。インドネシアを観光したら、ぜひ地元の人と交流してみてください。 私は在日インドネシア留学生協会茨城支部に所属していて、県内在住およそ200人の会員が、地域に溶け込めるようお手伝いをしています。今年の11月には「インドネシア友好のゆうべ」と題して、インドネシアと日本、両国の大学生が音楽や踊りで交流するイベントを開催します。 インドネシアにはおよそ1万7000もの島があって、約1200の言語があります。それぞれの地域に独特の踊り、言語、衣装、建築様式があります。共通語はインドネシア語ですが、西ジャワ島のバンドン出身の私には東ジャワ島の言語はわかりません。踊りについては、かつて儀式や祈りで捧げられたものや、歴史を伝える手段だったものが、今では日常の娯楽や文化として残っています。料理にも地域ごとに名物があります。 インドネシアを訪れるときには、色々な地方を巡ると面白いと思います。 TSUKU COMM 15今年5月のつくばフェスティバルでは、在日インドネシア留学生協会茨城支部の仲間と、民族衣装を身につけて西スマトラのパダン地方の踊り「ピーリンダンス」を演舞前回の「インドネシア友好のゆうべ」ではインドネシア各地の踊りが披露されたⒸJOIR.写真提供:インドネシア共和国観光省Alanna Fadhiyaniアランナ・ファラディヤニさん数理物質科学研究科(博士前期課程)物性・分子工学専攻2年所属在日インドネシア留学生協会茨城支部課外活動牛肉をココナツミルクとスパイスで、水分が抜けるまで何時間も煮込んだ「レンダン」は、西スマトラのパダン地方の郷土料理。アメリカCNNの企画「世界のおいしい料理ベスト50」で、第1位に選ばれたこともⒸJOIR.

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