TSUKUCOMM-36
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 本学筑波キャンパス内に留学生と日本人学生のシェアハウス型の学生宿舎「グローバルヴィレッジ」がオープンし、4月5日に新入生と留学生合わせて259人が入居しました。グローバルヴィレッジは本学が目指す国際性の日常化を実現するために計画、整備された宿舎です。1ユニットは、共用の玄関、リビングダイニング、シャワールーム、トイレと各個室で構成され、5人でシェアします。 敷地内には別館の交流棟「コミュニティステーション」があります。スタディルーム、ラウンジ、和室やコミュニティキッチンを備え、さまざまな国際交流イベントなどで利用することができます。 本学内で無料配布されている小冊子「re+(レタス)学生生活で悩んだときに読む本@筑波大学」は、メンタルヘルスに関する学生の悩みに対して、学内の相談機関や近隣の病院、休学や復学の手続きなど、具体的な情報を提供するハンドブックです。これは「つくばアクションプロジェクト(T-ACT)」※を活用した学生の自主制作によって完成しました。 「re+」発案者の髙橋あすみさんは、5年前の人間学群1年次に、メンタルヘルスに関する活動を行う団体「希死回生」を立ち上げました。メンバーとともに、身近な学生のメンタルヘルスに無関心になりたくない、という強い思いのもと自殺予防の啓発活動を続けてきました。そんな活動の集大成が「re+」の発行です。昨年度下半期のT-ACT活動報告会では優秀賞に選ばれ、1,000部発行したハンドブックも残りわずかとなっています。 髙橋さんは「最初は『大学生のメンタルヘルスのために何かしたい』という、私個人の関心だったのが、共有できる仲間に出会い、一緒に活動することができました。現在は『re+』をツイッターで公開する準備をしています。全国の学生の目に留まり、各大学で活動の輪が広がっていくことを期待しています」と企画を振り返りました。厚 生社会貢献グローバルヴィレッジ 手前がコミュニティステーション、奥が居住棟※学生の自主的な活動を支援する取り組み。教職員や外部の専門家が、企画の実現を目指す学生をサポートします絶賛配布中「re+ 学生生活で悩んだときに読む本@筑波大学」留学生と一緒に暮らすシェアハウス型学生宿舎「グローバルヴィレッジ」がオープン髙橋あすみさん心理学修士を取得したのち、疾患制御医学専攻(一貫制博士課程)にて、現在は精神医学を専門に学ぶ。「re+」は本学T-ACT推進室と中央図書館で配布中。また、ツイッター(@kishikaisei_tkb)でも公開予定TSUKU COMM 17

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