TSUKUCOMM-36
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 もう一つの人気プログラムの虫の観察会には、午前と午後2回の開催で延べ60人が参加しました。隊長は、生命環境系の澤村京一准教授。澤村研究室の学生隊員に率いられ、今年もキャンパス内の昆虫やカナヘビなどの採集観察をしました。体験教室●筑波大学きみどり散歩<虫の観察会> 総合研究棟B 1階ロビーには、空気圧で膨らませたシアタードームが出現し、「3Dナノワールド」の世界を映像で体感しました。これは、ナノの世界の「人工的な生き物」のシミュレーションを立体映像で投影するという企画でした。●3Dナノワールド 今年初めて開催されたこの企画では、欠けたり割れたりした石造文化財を、簡単な道具を使って復元・修復する体験をしました。●石造文化財の復元修復法に挑戦! 昨年から始まった地底探検ツアーは1回につき20人、2回分の事前登録はすぐに埋まりました。春日エリアを除くすべての建物を地下でつなぐ全長約14kmの巨大な共同溝のほんの一部を、ヘルメットをかぶって巡るツアーです。トンネル内には、電線、水道管、ガス管、空調用の管などが通っており、普段は担当者以外の大学関係者も足を踏み入れることのない、地下の巨大空間を探検しました。縁の下の力持ちという言葉を、みなさん実感したことでしょう。●筑波大学地底探検ツアー 筑波大生のサイエンスコミュニケーショングループSCOUTが企画する「科学あそびラボ」の今年の工作は、プラスチックカップと風船を使った空気砲づくりでした。サイエンスショーでは、新しいスモークマシンを導入し、空気砲で発射した空気の動きをみんなで見ました。その他に、ヤジロベエの実験のデモンストレーションも実施しました。サイエンスショー 毎年大人気のスタンプラリー。今年も各イベントコーナーにスタンプを配置し、全部で5個のスタンプを集めたキッズ筑波大生は、くじ引きで景品と引き換えます。締め切り時間の午後4時直前に駆け込んでくるキッズも多くいました。参加したキッズのほぼ全員が5個のスタンプを集めて、景品を手にしました。キッズ・ユニバーシティ来年は4月21日(土)の開催を予定しています。スタンプラリー 今年も下田臨海実験センターから海の生き物がやってきました。特設プールに小型のドチザメ、イセエビ、ヒトデ、ヤドカリなどがいて、自由に触ることができます。教室には顕微鏡も持ち込まれていて、砂の中にすむ生物を観察しました。●タッチプールで海の生き物にさわって、 生き物を学ぼう!キッズ・ユニバーシティならではのプログラムや、電子顕微鏡室公開、遺伝子組み換え施設見学会、スーパーコンピュータ見学、プラズマ研究センター公開など、多彩な催しが行われました。澤村隊長が率いる虫の観察会巨大な地下空間を探検した筑波大学地底探検ツアー下田の海で採れた生きものを観察空気を見るための新兵器が登場した科学あそびラボTSUKU COMM 21

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