TSUKUCOMM-37
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アムステルダムNederlandルクセンブルクスランスドイツイギリス●●ライデン●●マーストリヒトカディール・エン・ケールオランダ●●●行われる全米模擬国連大会に参加する予定です。世界各国から集まる学生たちが、それぞれどこかの国の代表団として国連総会や専門委員会で、国際問題について議論します。筑波大からは、私の他に留学生を中心に7人のメンバーがフィリピン代表団として出場します。各議題に対して、フィリピンの国益に則った提案を行い、他国代表と協議の上、解決案を作成、合意に至るまでのプロセスを実践します。いずれは政治や法律の分野で国際的に仕事をしたいと考えているので、この経験が役に立つと思っています。 「将来は日本で働くのか?」と聞かれます。私は外資系企業の日本支社とかオランダ領事館で働きたいと思っています。日本で暮らしてみて、若者の社会でも不文律が多いこと、長時間のミーティングが当たり前なことなどを経験し、日本の労働スタイルには馴染めなさそうな気がします。●1週間ヨーロッパを旅行するなら… 友人に「5日間休みが取れたからオランダに行こうと思うんだけど」と相談されて、「初めてヨーロッパに行くなら、見どころが詰まったイタリアやフランスの方がいいよ」とアドバイスしました。オランダは、ゆったりと旅する人にはおすすめです。郊外の風車や運河のある穏やかな風景、教会や古い建築を大切にした景色もきれいですし、住宅を眺めるだけでも、レンガの外壁、光がたくさん入る大きな窓、広い庭など日本とは違う美しさがあります。 マーストリヒトの歴史は古く、ローマ時代にはすでに橋と小さな町ができていたと言われています。「マース」はドイツではライン川、フランスではセーヌ川につながる川の名前です。「トリヒト」は渡るという意味です。この辺りは浅瀬になっていたので、16世紀はスペイン軍、17、18世紀にはフランス軍、第二次世界大戦ではドイツ軍との攻防の要所となりました。オランダ最古の城壁「ヘルポールト(地獄の門)」や、世界で最も美しい本屋に選ばれた「ブックハンデルドミニカネン」は観光の見どころです。 マーストリヒトの人々が誇りにしているのは、中心部のマルクトにある「Reitz(リッツ)」というフライドポテト屋さんです。隣にはマクドナルドがあったのですが、昔ながらのReitzファンの前では撤退に追いやられてしまいました。他には、ホワイトアスパラガスやこの地方の伝統菓子「Limburgse vlaai(リンブルグスフライ)」も有名で、時々懐かしくなります。逆にオランダに帰るとすぐに日本食が恋しくなります。でも大丈夫、ラーメンや肉ジャガを「独学」で作れるようになりましたから。TSUKU COMM 17 行列。なかでも「Reitz」はオランダ最古の専門店というだけあって人気教会を改装した書店「ブックハンデルドミニカネン」マーストリヒトの城壁「ヘルポールト」Maten van d Plasマーテン・ヴァン・デル・プラスさん国際総合学類2年所  属筑波模擬国連(Tsukuba MUN)テニスサークル ピクニック課外活動

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