TSUKUCOMM-38
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ヒヴァO‘zbekiston Respublikasiトルクメニスタンタジキスタンキルギスアフガニスタンイランカスピ海カザフスタン●●タシケント●サマルカンド●ブハラウズベキスタン留学生からは、他の人たちとは比べものにならないほど、大学への愛着が伝わってきました。プログラムの内容や他の条件もありますが、先輩の声が一番の決め手になったと思います。 いま、シェアハウス型宿舎「グローバルヴィレッジ」に4人の日本人学生と一緒に住んでいます。これまでは全く料理をしなかったのに、日本に来てからは毎日自炊しています。シェアハウスでは掃除や共用スペースの使い方には気をつけているつもりです。テレビや洗濯機などの備品も備わっているし、困ったときにはルームメイトにすぐに聞けるのでとても助かっています。お互いにプライバシーには気を配っていて、ノックして返事がなければ一人の時間だというのが暗黙の了解になっています。●地下鉄は撮影禁止?! NHKのワールドニュースで農家の暮らしを見るたびに、日本の自然はきれいだと思っていました。樹木一本をとっても、その形だけで美しいと思います。 ウズベキスタンの夏は、50℃まで気温が上がりますが、公共バスにはエアコンがありません。冬の寒さもとても厳しいので、旅行をするなら春がお薦めです。あちこちで、アプリコットやチェリーが咲き誇って、サクラのようにきれいです。 外国人観光客には、タシケントよりもブハラやヒヴァ、サマルカンドなど歴史的な街が人気。モスクや大学など昔のままで、博物館にいるようです。でも、私がいちばん好きだった場所は、何と言ってもウズベキスタン日本センター。観光やビジネスで日本からウズベキスタンに来る人に、必要な情報を提供してくれます。 タシケント市内の地下鉄は、ソ連時代に造られたもので内装がとても豪華です。2004年に市街地でテロが起きてからは、セキュリティチェックが厳しくなって、地下鉄だけは撮影が禁止されています。警察に見つかると注意されるので気をつけてください。●夢の途中 ウズベキスタンの経済は農業の発展にかかっています。将来は、これから学ぶことを生かして、母国に貢献したいと思っています。知識も大事ですが、ビジネスには経験が必要です。日本の農業関連企業でキャリアを積んで、母国で農業ビジネスを興すのが夢です。 日本語はだいぶ上達しましたが、農学を学ぶ上での知識がまだ不足しています。ひとつひとつ積み重ねていきたいです。半年間の日本語学習では、トップになるつもりで気合を入れて来たのですが、入学してみたらみんなすごく優秀で、簡単ではなさそうです。でも故郷の家族や先生方も私の活躍を楽しみにしてくれていますし、何より私自身が自分に期待しているので努力は惜しみません。 レベルの高いライバルがいることは、ありがたいです。尊敬する先生に認めてもらえるよう、積極的に学生生活を送りたいと思っています。TSUKU COMM 15伝統料理のプロフ、日本のピラフはトルコ風。似ているが違う(Photo by Takeshi Akiba)友だちの実家で、唐揚げを作ってもらいました観光で人気があるヒヴァの街並(Photo by Takeshi Akiba)Jamkh Ziyokhujayevジャムフル・ジヨフジャエフさん生命環境学群生物資源学類1年所  属

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