TSUKUCOMM-38
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 10月10日から11月19日まで、本学中央図書館において、特別展「江戸の遊び心 -歌川国貞の描く源氏物語の世界-」が開催され、学内外から延べ2,835人が訪れました。 本特別展では、原作の源氏物語の世界をふまえ、江戸時代の浮世絵師、歌川国貞の描いた『紫式部源氏かるた』を通して近世的な文化を鑑賞してもらえるよう、趣向を凝らしました。 附属図書館が所蔵する源氏物語の写本や版本などの貴重書に加え、注釈書、紫式部が描かれた資料を展示した他、源氏物語を元に描かれた源氏絵は歌川国貞と歌川豊国、尾形月耕の3人の絵師の作品を対比して紹介しました。 会期中には、展示を企画した図書館情報メディア系の綿抜豊昭教授による、特別講演会およびギャラリートークが開催されました。本学で開発した、「浮世絵鑑賞システム」のデモンストレーションも行われ、最新デジタル技術を貴重資料に融合させた浮世絵の世界に、観覧者は見入っていました。附属図書館特別展「江戸の遊び心 -歌川国貞の描く源氏物語の世界-」を開催 11月23日、本学東京キャンパスにおいて、国際シンポジウム「Local Communities and Nature Conservation:地域に根差した自然保護」が開催されました。これは、本学大学院自然保護寄附講座の学生が企画したものです。 環境保全やエコツーリズムに関する国内外の専門家6人が、それぞれの地域における活動事例を紹介し、学生20人による研究成果発表(ポスターセッション)も含め、120人におよぶ参加者とともに、自然保護活動と地域社会について、熱心な議論が行われました。 総合討論では、より多くの人が地域の自然への愛着を持つことの重要性が改めて確認され、様々な分野や立場を越えた交流の場となりました。自然保護寄附講座 国際シンポジウム「Local Communities and Nature Conservation:地域に根差した自然保護」企画展教育・研究中央図書館では毎年、特別展を開催しています。これまでの内容は本学附属図書館のWebサイトでご覧いただけます。https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/lib/ja/support/special-exhibition20 TSUKU COMM

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