TSUKUCOMM-38
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武者修行これまでの渡航先(平成27~29年度)モロッコイタリアスペインタイマラウイケニアオーストラリアデンマークエストニアポーランドオランダチェコスロベニアトルコアイスランドブラジルアメリカ台湾ベトナムマレーシアカナダイギリスフランスドイツ平成27年度から開始した海外武者修行支援プログラムは、学生の積極性と自立性の向上を図るために設けられた、本学ならではの学生支援事業です。行き先も活動内容も、学生が自分たちで立案するのが最大の特徴。学生が任意のグループを作り、履修している授業や専攻する研究分野にとらわれず、自ら定める目標に向けて活動を計画します。そのために必要な連絡調整や、旅程を組むのも、もちろん現地での行動も、すべて自分たちの力で行うのが原則です。企画をプレゼンした中から、一定の評価を得たものが毎年15件程度採択されます。プログラム開始以来、44の企画(参加学生数267名)が採択されました。渡航先は、欧米だけでなく、アジアやアフリカなど24カ国にも上ります。今年度は、都市計画やまちづくり、医療や社会保障、スポーツなどをテーマに、各国の取り組みを調査したり、学生同士で意見交換をする、といった企画が世界各地で果敢に展開されています。約2週間という短期間の活動ですが、プログラムへの応募から帰国後の報告会まで、まさに武者修行。ユニークな体験を経た学生たちの、これからの活躍が大いに期待されます。システム情報工学研究科博士前期2年の難波洸子さんたち9人は、エストニアへ。電子先進国といわれる国で、どのように市民生活にITが浸透し、まちづくりが変化したのかを調査平成28年度の武者修行報告会の様子人文・文化学群比較文化学類4年の淺野和花奈さんたち4人は、モロッコへ。観光産業に着目し、交通や宗教と観光の関連などについて調査人間総合科学研究科博士前期2年の大森雄貴さんたち4人は、オランダへ。代表チームの強化を短期間で成し遂げた王立野球協会を訪ね、強さの秘訣を探るTSUKU COMM 23世界のトビラ世界各地で武者修行筑波大学は、海外の教育研究機関と連携し、学生・教職員の受け入れや派遣、交流イベントの開催など、国際的にも「開かれた大学」を目指して、さまざまな活動を展開しています。筑波大学は、海外で交流・研究活動をしようとする学生たちを応援しています。各種の海外留学支援事業(はばたけ!筑大生)の中でも独特なのが、学生が自ら企画立案する活動に対して支援金を支給する「海外武者修行支援プログラム」です。

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