TSUKUCOMM-39
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 2月22日、千葉県立東葛飾高等学校において、「学問本オーサービジット」が開催されました。これは、本学人文社会系の教員が執筆した書籍を読み、高校生と著者が自由に語り合う課外活動の企画です。 今回は、土井隆義教授の著書「つながりを煽られる子どもたち‒ネット依存といじめ問題を考える」を題材に、中学生を含む9名の生徒が図書館に集まり、土井教授を囲んで、人間関係の築き方やコミュニケーションなどについて、生徒主導での闊達なディスカッションが行われました。話題はさらに、統計に見る社会傾向と自分たちの感覚との違いや、社会の格差や分断に伴う幸福感の変容、将来の社会のありようなど幅広い範囲に及び、予定の時間はあっという間に過ぎました。 参加した生徒たちは、インターネットや友人関係といった身近なテーマで、それぞれ自分の経験に照らして考えることができただけでなく、データ分析から様々な社会状況がわかること、また、そのような社会科学の研究手法にも関心が湧いたと、感想を話していました。「学問本オーサービジット」は、河合塾との協力により2015年から実施しており、2017年度は7校を訪問しました。これらの様子は、河合塾が運営するウェブサイト「みらいぶプラス」でも随時紹介されています。高大連携著者と語ろう「学問本オーサービジット」20 TSUKU COMMTOPICSTSUKU COMM

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