TSUKUCOMM-42
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クリスマスツリーのかざりをゲットしようつくりんピックは、障がいのある人もない人も集まって、みんなで身体を動かしてスポーツを楽しもう、という趣旨の元、アダプテッドスポーツについて学ぶ学生が、地域の方々とスポーツを通して交流するイベントです。2004年から始まったつくりんピック、今年は「平成最後だよ全員集合!」というテーマで、大学院体育学専攻の授業「体育授業観察分析法Ⅱ」受講生29人が企画運営にあたり、体育専門学群生65人もそのサポートにつくりんピック2018、参加者のみなさん22社会貢献つくりんピック2018イベントミニ展示「パレオパラドキシアを復元してみた!」12月3日~1月31日まで、本学サテライトオフィスにてミニ展示「パレオパラドキシアを復元してみた!」を開催しています。パレオパラドキシアは2300万~1000万年前に生息していた哺乳類です。その骨の化石が、60年以上も前に本学に預けられましたが、詳しいことがわからないまま、忘れられていました。最近の保管庫調査の際に偶然、再発見され、残されていたわずかな手がかりを頼りに、化石の発掘場所や骨の部位などの特定に成功しました。また、それらの情報をもとに、全身骨格をデジタル復元し、3Dプリンタを用いて立体模型を作成しました。会場では、パレオパラドキシアの骨の化石(実物)と全身骨格の復元図およびその立体模型を展示するとともに、たった1つの化石から全身像が復元されるまでの研究プロセスに秘められた、とても興味深いストーリーを紹介しています。訪れた人々は、迫力ある化石の実物と精緻な立体模型に見入っていました。加わりました。12月9日の開催当日には、約250人が中央体育館に集まり、いきいき茨城ゆめ国体・ゆめ大会(全国障害者スポーツ大会)のマスコット「いばらっきー」も登場して、イベントを盛り上げてくれました。会場には、学生たちが「引き出したい動き」をもとに考案した「ダンスパワーでサンタをすくえ!」、「ロボットスーツをつくろう!」、「シゲパンダにあいにいこう!」の3つのブース、毎年恒例のボッチャ、ストラックアウト、ボールプール、そしてアダプテッド体育・スポーツ学研究室の3年生による「クリスマスツリーのかざりをゲットしよう」のコーナーが設けられ、障害の種類や程度に合わせて課題や支援方法を柔軟に変えていく「アダプテッドの視点」を生かして、みんなで楽しく体を動かしました。最後には体育を専攻する学生ならではのスポーツパフォーマンスが披露され、会場は大いに盛り上がりました。

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