TSUKUCOMM-42
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23 スーパーグローバルハイスクールに指定されている土浦第一高等学校の生徒10人と教員2人が、その活動の一環としてアーバインオフィスを訪れました。彼らは「茨城ローカルのリソースを活用した、国際的に受け入れられる商品またはサービスの開発」をテーマに学習を進めています。すでに商品開発の企画をまとめており、今回のアメリカ研修は、そのブラッシュアップが目的です。アーバインオフィスはカリフォルニア大学アーバイン校(UCI)内に設置されていることから、高校の先生方やUCIの関係者とともに、研修プログラムの作成、ビジネスピッチ(プレゼンテーション)コンテストの開催を支援しました。 一週間の滞在中に、UCI日本語学科の学生との交流、日本企業Horiba Instruments社への訪問、日本貿易振興機構ロサンゼルスオフィスによる「日本の製品を海外市場で展開するチャンスと難しさ」に関する講義、UCIの学生を対象とした路上インタビューによる市場調査などを経て、最終日には、UCIの起業拠点コミュニティ「Applied Innovation」でビジネスピッチコンテスト「Tsuchiura Daiichi High School “Super Global” Program ―Junior Japanese Entrepreneurs―」を実施しました。同時期にUCIを訪れていた本学システム情報工学研究科の学生達が、ビジネスピッチコンテストにオブザーバーとして参加するコーディネートも行いました。当オフィスでは、現地研究者や研究機関と連携・協力した活動に関するコーディネートを行っています。また、本学関係者が訪問した際に、それぞれのニーズに合わせた現地サポートを行っています。本学とUCIは研究協力におけるCampus in Campus協定を結んでおり、特に生命科学、工学、スポーツ医学の分野での交流が盛んです。学群生から大学院生まで、相互に学生を派遣する様々な教育研究プログラムが実施されています。(アーバインオフィス現地コーディネーター 川内紫真子)世界のキャンパスを舞台に高大連携本学の海外13拠点のオフィスでは、現地大学を活用したワークショップ、ショートプログラムに参加する学生、教員への情報提供や渡航支援を行っています。米国拠点アーバインオフィスでは、2018年8月、本学と高大連携協定を結んでいる茨城県立土浦第一高等学校の海外研修をサポートしました。世界のトビラ筑波大学は、海外の教育研究機関と連携し、学生・教職員の受け入れや派遣、交流イベントの開催など、国際的にも「開かれた大学」を目指して、さまざまな活動を展開しています。アーバインオフィスIrvine Oceアーバインオフィスより

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