TSUKUCOMM-43
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142月13日~21日、本学にて、国籍や創作ジャンルの異なる学生が、同じアトリエで作品制作を行う「キャンパス・アーティスト・イン・レジデンス・プログラム」が行われました。芸術を通じた交流と、学生の国際的な活動の出発点となることを目指して、人間総合研究科博士前期課程芸術専攻が主催し、日本、台湾、アメリカ、フランス、イランの大学から合わせて8人が参加しました。参加者は、「MY CONTEXT」を共通のテーマに、それぞれの来歴や制作のモチーフを込めた作品を1週間で仕上げます。食事から画材の調達まで、裏方で支えるスタッフも学生です。芸術系の星美加助教を中心に、学群生と大学院生8人が、およそ半年間かけて企画し、運営に携わりました。初日は、これまでの制作物や各自のモチーフをプレゼンテーションし、互いの意見を参考に、プログラム中に制作する作品をイメージしました。2日目からの制作では、時おり、作業の手を止めて互いに作品を見て回り、語り合う場面も。完成した作品は、20、21日の2日間、学内6か所に展示されました。また、フランスのエコール・デ・ボザール(国立高等美術学校)からPhillipe Bennequin教授を招いて、アーティスト・トークと講評会が行われました。参加者は「他のジャンルの制作過程を間近に見ながら作業するのは刺激的で、これまでとは違う思考や方法を取り入れることができた」と振り返り、今後の創作に向けて意欲を新たにしました。教 育共同アトリエで作品制作と国際交流「キャンパス・アーティスト・イン・レジデンス・プログラム」展示の様子。作品の前で、作家が自分の作品を解説するアーティスト・トークが行われましたBennequin教授から参加者に向けて、「心の中から出てきた形をそのまま作品にして欲しい」、とメッセージが贈られました

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