TSUKUCOMM-43
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151月17日に、「enPiT筑波大ワークショップ2018(成果発表会)」が開催されました。情報学群では、文部科学省「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(通称:enPiT)」の助成による教育プロジェクトを実施しています。授業の中で、「自分の困りごとをアプリで解決する」をテーマに約3か月間、チームでアプリ開発を行い、チーム運営や開発技術などを実践的に学んでいます。2018年度は62人が受講し、今回の成果報告会では本学12チームの他、九州工業大学、広島大学のチームが発表しました。写真を撮った瞬間に、写った人に送信する「FaceCafe」や、会話形式で、考え事の整理を助ける「Cogito」、空き時間を自動的に把握する「TasCal」、サッカー選手やボールの位置を可視化する「サッカーバイザー」など、ユニークなアプリが紹介されました。受講生は、チーム運営やアプリケーション開発の未経験者ばかりでしたが、成果発表会では全チームともアプリを完成させ、披露しました。当日は聴講者を含め118人が参加し、会場に入りきらないほど、大いに賑わいました。つくばリサイタルシリーズは、クラッシック音楽界の第一線で活躍する演奏者を招いて実施するコンサートシリーズです。音楽会の開催を通じて芸術文化を体験的に学ぶことを目的に、2012年より、人文社会系の江藤光紀准教授の呼びかけで、毎年、有志学生による実行委員が中心となって運営しています。その第7回目「読響ブラス いま、一番聴きたい金管五重奏団」が、1月14日につくばカピオで開催され、読売日本交響楽団金管セクションが演奏を披露しました。筑波大学 世界を変えよう基金の支援のもと、茗渓会や地元企業からの協賛、クラウドファンディングで寄付金を募るなどにより、学生無料、一般1,000円という低料金を実現し、普段、クラッシック音楽にあまり関心のない学生や市民開発されたアプリはすべてこちらから体験できますhttp://enpit.coins.tsukuba.ac.jp/tsukubaws2018enPiTは「ビッグデータ・AI」「セキュリティ」「組み込みシステム」「ビジネスシステムデザイン」の情報技術4分野における高度IT人材の育成を目的に、実践的な教育拠点を形成する、文部科学省主導の事業です。本学では、プロジェクト型学習をベースに、プロダクト開発を通じて、チーム運営や、ユーザのニーズを掘り下げる技術を学びます。また、ビジネスシステムデザイン分野で連携する10大学の中核拠点として、教員の能力開発や教員間のネットワーク構築など、このカリキュラムを主体的に実施するための指導者養成についても、積極的に取り組んでいます。も、気軽に参加できる機会となりました。トップ奏者らによる演奏に加え、学生の試みがメディアなどでも注目され、会場いっぱいに観客が訪れました。当日は、予定された演目の他に、それぞれの楽器によるソロパートを含む楽曲が4曲も追加されるというサプライズもあり、コアなファンからクラシック初心者まで、十分楽しめるコンサートになりました。教 育enPiT筑波大ワークショップ2018イベントつくばリサイタルシリーズ「読響ブラス いま、一番聴きたい金管五重奏団」

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