TSUKUCOMM-43
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19 ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター(Center for Diversity, Accessibility and Career Development:以下、DACセンター)では、キャリア形成支援、就職支援、障害学生支援、LGBTなどに関する相談窓口をそれぞれ設け、きめ細かい対応をしています。 支援の一例として、障害のある学生には、個々の障害に合わせた支援器具の貸出や、ピア・チューター(学習補助者)による修学支援を行っています。また本学は、全国の大学の中で初めて、「LGBT等に関する筑波大学の基本理念と対応ガイドライン」を策定し、氏名の変更や、性別情報の取り扱いなどの相談に応じています。 啓発活動としては、年に一度のイベント「Diversity Awareness Week」を開催し、様々な体験を通して、学生・教員・職員の誰もが「ダイバーシティ」について、楽しみながら考えるきっかけを得られるような機会を提供しています。DACセンターへようこそDACセンターの役割日本語で「多様性」と訳されることの多いダイバーシティ。本当に重要なのは、性別、国籍、年齢など「どんな人物なのか」ということに加えて、互いの違いを受け入れ、多様な個性を最大限に生かすことです。DACセンターは、その推進を担っています。DDiversity多様性を推進AAccessibility障害のある学生を支援CCareerキャリア形成を支援Diversity Awareness Week 2018「パラスポーツ/アダプテッド・スポーツの楽しさを知ろう」相談窓口での様子人間には生まれ持った可能性が、それぞれの「個」に宿されています。特徴がある「個」が集まって「社会」を形成するわけですが、その段階で、本来の「個」が素直なかたちで認識されなくなることが、ままあります。それは例えば、性別であったり、肌の色であったりします。DACセンターが目指しているのは、できる限り素直に「個」として大学生活をおくれるような支援です。大学であなたが、本来のあなたであり続けられるようにしたいと思っています。センター長 五十嵐 浩也筑波大学は、性別、国籍、文化の違い、年齢、障害の有無にかかわらず、人の可能性と多様性を尊重し、一人ひとりの個性とその能力が発揮できる共生キャンパスの実現を目指しています。可能性をひらく

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