TSUKUCOMM-43
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2021年度(2021年4月入学)から、日本の大学の入試制度は大きく変わろうとしています。これに伴い、筑波大学も新しい入試の仕組みを導入します。その概要を、4回にわたって紹介します。筑波大学の入試改革 1入試の区分一般選抜その他の選抜前期日程芸術専門学群体育専門学群医学群情報学群理工学群生命環境学群人間学群社会・国際学群人文・文化学群● 推薦入試● アドミッションセンター入試● 国際バカロレア特別入試● 私費外国人留学生入試● 留学生特別プログラム入試後期日程総合選抜総合学域群(仮称)文系理系Ⅰ理系Ⅱ理系Ⅲ学類・専門学群選抜etc.入学後に専門分野を選ぶ「総合選抜」筑波大学では、細分化した専門領域の枠を越えて学び、考えることのできる、新たなリベラルアーツ教育を実現するため、2021年度入試(2021年4月入学)から、一般選抜前期日程に「総合選抜」を導入します。大学には多岐にわたる学問領域があり、文系と理系にまたがるような分野もたくさんあります。高校で学んだ教科だけで進路を考えると、学びの幅を狭めてしまいかねません。入学してから、それぞれの学問に実際に触れてみて、その後に専門を決める入試、それが「総合選抜」です。これまでの筑波大学の入試は、受験時に学類・専門学群を決める方式でした。新しい入試は、募集人員全体の約25%に、学類・専門学群の枠を設けずに選抜する「総合選抜」を導入し、前期日程は「総合選抜」「学類・専門学群選抜」の2つの方式で実施します。総合選抜では、「文系」「理系Ⅰ」「理系Ⅱ」「理系Ⅲ」という、学群・学類よりも大きな区分で選抜します。入学後の1年間は、総合学域群(仮称)として、英語をはじめとする外国語や情報・体育などの基礎科目のほかに、様々な専門分野の導入的な科目を選択して学び、1年次の終わりに、本人の志望と入学後の成績などに基づいて、2年次以降に所属する学類・専門学群が決まります。いずれの区分で入学しても、体育専門学群を除くすべての学群・学類に進むことができます。自分の研究したいことがどの学類にあるのか、大学で学んだ上で決めたい、また、興味がたくさんあり、何でも学んでみたい、そのような人が入学後に様々な専門領域を学修し、幅広い知識を身につけながら、進みたい道を見つけるための入試です。筑波大学は自らの未来を積極的に切り拓いていこうとするみなさんを待っています。入学後の所属(1年次)新しい入試による入学者選抜と入学後の所属22

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