TSUKUCOMM-43
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プロのラグビー選手というのは、どんな生活を送っているのでしょうか。パナソニック ワイルドナイツの他に、サンウルブズという国際リーグ(スーパーラグビー)のチームにも所属しています。ラグビーは冬のスポーツなので、国内では、1~2月にシーズンが終わると、少しオフがあって、春にはまた体力トレーニングをして、というサイクルです。でも、スーパーラグビーは南半球のリーグなので、日本と南半球で半年ずつ、常にプレーしている感じです。代表選手としては、6月と11月に試合があるので、その時期はそちらに集中しています。それぞれ、メンバーも練習の仕方も違いますし、試合が続くと痛いところなども出てきますから、体のコンディショニングは重要です。膝の手術を受けましたが、幸い、うまく回復しています。今年は日本でワールドカップが開催されるので、みんなが応援してくれるのがとてもうれしいです。前回のワールドカップで、だいぶ注目されるようにはなりましたが、ラグビーは本当におもしろい競技なので、もっと多くの人に触れてもらえる機会があるといいですね。高校時代からラグビー選手として注目されていましたが、筑波大では体育専門学群ではなく、情報学群に入学しましたね。進学先はどのように選んだのですか。ラグビーでの進学のオファーもいただいていたのですが、医学部に行くことしか考えていなかったので、国立大学で医学部があってラグプロのスポーツ選手として活躍できるのは、ごくわずかな「選ばれし者」。メジャーな競技ならなおさらです。一方で、引退後のキャリアも設計しなくてはなりません。在学中からラグビー日本代表選手としてプレーしながらも、医師への夢を諦めず、その両方に全力で向かっています。ラグビー選手パナソニック ワイルドナイツ2019年男子15人制ラグビー日本代表福岡堅樹氏自分にしかできない両立の道を進む自分にしかできない両立の道を進む

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