TSUKUCOMM-44
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144月2日~24日、中央図書館貴重書展示室において、修復完成記念特別公開「筑波大学の至宝 狩野探幽の屏風絵」が開催され、学内外から延べ1,963人が訪れました。狩野探幽筆「野外奏楽・猿曳図」は、1650~1660年頃に制作された六曲一双の屏風で、江戸前期狩野派の動向を知る貴重な資料です。本学の前身校である東京教育大学旧蔵資料の中から平成12年に発見され、経年劣化した状態で長らく保管されていましたが、公益財団法人出光文化福祉財団美術品修復助成を受け、2年間かけて本格的な解体修理が実施されました。展示では、美しくよみがえった「野外奏楽・猿曳図」屏風と共に、修復工程のパネル展示や修復に使われた道具類、屏風絵の高精細画像が公開されました。4月16日には、修復担当者による報告会とギャラリートークが開催され、江戸絵画の美と現代の古美術修復技術に、参加者から感嘆の声がたくさん寄せられました。また会期中、小特集「日本の元号」も同時開催されました。新元号“令和”の典拠である「万葉集」をはじめ、日本における元号の歴史を紹介する文献類が展示され、好評を博しました。※これまでの特別展・企画展の内容は、本学附属図書館Webサイトでご覧いただけます。https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/lib/ja/support/special-exhibitionイベント附属図書館 「筑波大学の至宝 狩野探幽の屏風絵」「野外奏楽・猿曳図」屏風ギャラリートーク小特集「日本の元号」

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