TSUKUCOMM-44
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154月5日~7日、附属病院けやきプラザにて「『思い出の中へ』 ―アートと認知症を巡る講演会とワークショップ―」が開催されました。この催しは、本学芸術系の主催により、芸術を利用した認知症患者への支援方法について考えるもので、リハビリテーション科の医師や理学療法士、音楽家、アート研究者、音楽療法士、本学の大学院生など、様々な観点から認知症や高齢化社会に関わる14人が参加しました。講演会では、イギリスから2人の講師を招き、ここ20年間の認知症に対する認識の変化、認知症を患う人のためのアートの役割、アートが認知症当事者の症状の緩和や生活の質を向上させること、などが報告されました。また、ワークショップでは、持ち寄った楽器を使った即興音楽を通して、言葉がなくても感覚を共有し、創造的な活動ができることを体験しました。認知症に関する情報共有や支援の重要性と、アートがそういった活動の手助けとなることを理解する機会となりました。4月20日、科学技術週間のイベント「筑波大学 キッズ・ユニバーシティ」が開催されました。子供たちに、「一日筑波大生」として様々な体験をしてもらい、科学に親しみ、大学の魅力を知ってもらうための恒例行事です。つくば市内の各研究機関でも同様の催しが行われる中、親子連れなど約400人が筑波キャンパスを訪れました。特別授業や体験・工作教室、観察ツアーなど、盛りだくさんのイベントが、広いキャンパス内の各所で行われました。この日限りの大学グッズがもらえるスタンプラリーもあり、参加者はそれぞれ、関心のある内容を目指してあちこちの会場を巡りました。社会貢献恒例の「キッズ・ユニバーシティ」を開催イベント「思い出の中へ」 ―アートと認知症を巡る講演会とワークショップ― 生命環境系の野村暢彦教授による特別授業「微生物も会話する」。階段教室で大学生気分も味わいながら微生物の不思議を学びました。システム情報系の合原一究助教の特別授業「カエルの不思議な合唱」では、メトロノームを使った実験も披露され、みんな興味津々でした。自然豊かな本学ならではの「春のむしムシ探検隊」。昆虫ハカセこと、生命環境系 横井智之助教に率いられ、キッズたちはたくさんの虫を見つけました。下田臨海実験センターからやってきた海の生き物たち。ヒトデやナマコなどに触り放題のタッチプールは、今年も大人気でした。イギリスから招いたジュリアン・ウエスト氏(左) と ハンナ・ツァイリッヒ氏ワークショップでの即興音楽体験で用いた楽器

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