TSUKUCOMM-45
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14 「楽しみながら勉強しちゃおう!」をキャッチフレーズに、昆虫探しから哲学まで文系・理系を問わず幅広い体験ができる学習イベント「ちょこっと探究クラブ2019」を8月26日、東京キャンパス文京校舎で開催しました。 小・中学生やその家族ら約250人が参加し、校舎1階のラウンジや教室に設けられた11のコーナーを巡って、終わりが近づいた夏休みの1日を有意義に過ごしました。 「ちょこっと」シリーズは、毎年4月の科学技術週間に筑波キャンパスで開かれる「キッズ・ユニバーシティ」の姉妹版として企画され、今年で4回目。毎回、工夫を加えており、今回は「彫刻タッチツアー&アートメダル制作体験」「飲みものの中の糖分量を見てみよう」など3コーナーが初登場しました。 美術館などでは作品に触れることは難しいですが、「彫刻」コーナーでは教員が制作した彫刻作品にどんどん触ってもらいました。 彫刻をたたいて中が空洞になっていることを確かめたり、曲線に合わせて手を動かし、感触を楽しむ子どもたちの姿も見られました。 糖分量の測定では、普段飲んでいる飲みものを題材にすることで、子どもたちも、科学実験を身近なものとして楽しめたようです。 参加者からは、学校とは違った体験ができたなどの声が聞かれ、名古屋から新幹線で来たという小学5年の男の子もいました。 球体折り紙や数学パズル、花の基本構造を探る、紙飛行機飛ばしなどのコーナーも例年通りのにぎわい。キャンパスの「占春園」を舞台にした昆虫探検隊では、セミやトンボを追いかける歓声が飛び交いました。捕虫網を持った男の子は「将来は新種を発見したい」と夢を語ってくれました。 各コーナーでは、本学の教員らが専門を生かした教材や問題を用意し、学生の協力も得て指導にあたりました。芸術から人文社会、理工系までユニークな研究を展開する本学ならではの催しで、参加者に将来の進路選択のきっかけを提供する場ともなっています。イベント「ちょこっと探究クラブ2019」 楽しみながら勉強しちゃおう!クイズで知る日本の地理「将来は昆虫の新種を発見したい」彫刻を触って鑑賞する立体折り紙に挑戦分けて知る花の構造の不思議

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