TSUKUCOMM-46
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18受賞・表彰柳沢正史教授が令和元年度文化功労者に選出令和元年度文化功労者・文化勲章受章者が発表され、本学 国際統合睡眠医科学研究機構長の柳沢正史教授が文化功労者に選出されました。文化功労者は、日本において、文化の向上発達に関し特に功績顕著な者に贈られます。柳沢教授は分子薬理学の分野において、強力な血管収縮作用を有する生理活性物質「エンドセリン」と、睡眠/覚醒を制御している神経伝達物質「オレキシン」を発見し、その作用機構を解明するとともに、ヒトの疾患との関わりを明らかにし、革新的な医薬品開発に結び付ける優れた業績を上げ、医学の発展と人類の健康増進に多大な貢献をしたことが評価されました。また柳沢教授は、茨城県が学術・芸術・スポーツ等の各分野において県勢の発展に著しい功績があった人物・団体をたたえる表彰のうち、最高位にあたる県民栄誉賞も受賞しました。 その他本学広報のエントランス 「筑波大学サテライトオフィス」つくば駅前の複合商業施設「BiViつくば」2階にある筑波大学サテライトオフィス。本学の魅力や情報をより多くの方々に届ける拠点として、2015年に設置されました。各学類・専門学群のパンフレットや入学案内をはじめ、様々な刊行物など、本学に関する資料や情報を提供するほか、本学が主催する行事やタイムリーな話題について、展示等で発信しています。本学の職員と現役学生とが共同で運営にあたっており、本学の基本情報から受験や学生生活といった学生目線の話題まで、幅広く応対することが可能です。現役学生スタッフとして活動する四家武彦さん(知識情報・図書館学類3年)は、「ある意味で筑波大学を広報する最前線。訪れる方々に的確な情報を提供し、本学の魅力に触れ、気持ちよく過ごせる場所にしたい」と語ります。筑波大学サテライトオフィスは、市民と大学との懸け橋としての役割を担っています。本学サイバニクス研究センター研究統括の山海嘉之教授(システム情報系)が本年秋の紫綬褒章を受章することが決定しました。紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた個人に授与されます。山海教授は、人とロボットと情報系が融合した「サイバニクス」という新学術領域の開拓を推進してきました。脳神経・筋系からの生体電位信号によって人とロボットをつなぎ、装着することで身体機能を改善・補助・拡張・再生する世界初の「装着型サイボーグHAL」を実現し、脳神経・筋系疾患に対するサイバニクス治療、高齢者の自立支援、労働作業支援を行う革新的サイバニックシステムの基礎研究と社会実装を同時展開しています。このような取り組み受賞・表彰令和元年 秋の褒章において山海嘉之教授が紫綬褒章を受章 柳沢正史教授訂正とお詫び:TSUKUCOMM Vol.45 P18「生物学の幅広い魅力を語る「生つくば」」において、「坂寄裕紀さん(生物資源学類2年)」と掲載しましたが、「髙田一成さん(生物学類2年)」の誤りです。訂正してお詫び申し上げます。山海嘉之教授令和元年度文化功労者顕彰式装着型サイボーグHALが、人間医工学研究の功績として高く評価されました。 Prof.Sankai, University of Tsukuba/CYBERDYNE Inc.

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