TSUKUCOMM-47
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改革のポイント●①8研究科85専攻を3学術院6研究群に再編2020年4月、筑波大学はこれまでの8研究科85専攻を3学術院6研究群に再編します※1。6つの研究群には合計56の学位プログラムを編成し、各研究群の専任教員を中心とした幅広い学問分野の教員が協働して学位プログラムでの授業と研究指導を行います。各学術院・研究群の下に開設される学位プログラムは、修士・博士といった学位の水準と養成する人材像に応じて、どのような能力を修得すべきかを明示し、それを達成するための教育課程を体系的に設計しています。3学術院・6研究群に再編したことで、各学術院・研究群において基盤的・共通的な科目を編成するとともに、従来の組織の壁を越えて 筑波大学は、あらゆる面で「開かれた大学」という建学の理念のもと、従来の観念に捉われない「柔軟な教育研究組織」と次代の求める「新しい大学の仕組み」を率先して実現するために、「不断の改革」を進めています。また本学は、総合大学としては他に例を見ない幅広い学問分野を有しており、専門分野を深化させながら、新たな学際・横断的な教育研究を積極的に開拓してきました。教育研究と大学運営の全般にわたる本学の先導的な取り組みの成果は、各方面にわたって高く評価されています。しかし、急激に変化し複雑な課題を抱える現在の社会において、高度化、多様化する人材養成のニーズに的確に応えていくためには、従来の発想を越えた、さらなる挑戦が必要です。 本学大学院は、学生の個性と能力の伸長のために、従来の組織の壁を越えて幅広い学問分野の教員が協働して教育にあたることができるよう、これまでの研究科・専攻による教育システムから、「学位プログラム」を中心とした新しい教育システムに移行します。この新しい教育システムの下で、「学際性」と「国際性」という本学開学以来の特色を一層発揮し、また、他機関との連携・協働などこれまでの取り組みをさらに充実させ、本学の持てる力を結集して、社会に貢献していきます。図1筑波大学大学院の教育改革2020年4月、学位プログラム制へ移行14

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