TSUKUCOMM-47
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19イベント制作活動を通じた交流「Campus Artist in Residence 2020」2019年12月6日、東京キャンパスにて、つくばアクションプロジェクト(T-ACT)推進室主催の公開シンポジウムを開催しました。T-ACTとは、地域社会を舞台にした学生の多様な「やってみたい」活動の実現を支援し、学生の自主性や社会性を育む学生支援です。本シンポジウムの目的は、学生の自主性や社会性を育てるための学生支援を展開している大学間の連携を探ることであり、同様のコンセプトを持つ、千葉大学、筑波学院大学、東京工業大学、拓殖大学、明治大学、法政大学、東京大学の教職員・学生も参加し、それぞれの活動の発表やパネル・ディスカッションが行われました。全体を通じて、自らの「やってみたい」活動を実現した学生が生き生きと学びを深めていることや、各大学の持つノウハウの積極的な交換・蓄積の必要性を互いに確認することができました。また、大学間の交流も賑わい、今後の連携につながる、実りの多い会となりました。2月12日~20日、本学アート&デザイン実習室において、美術を学ぶ学生たちが本学と海外から集まって、ともに作品制作などの活動を行いながら、互いに刺激しあい交流を深めるプログラム「Campus Artist in Residence 2020」が開催されました。本学では、2018年に続いて2回目の開催です。テーマは「Interaction」。メキシコ、ポーランド、エジプト、イギリスの4カ国から招いた美大生と本学芸術専門学群生5人が、7日間にわたってアトリエを共有して作品制作に取り組むともに、ワークショップなどを通じて、交流を深めました。今回は新たな試みとして、海外と日本の学生、それに、このプログラムのディレクターを務める学生を加えたチームを作り、制作についての情報交換なども行われました。また制作期間中は、アトリエを一般公開としました。30人以上の来場者が訪れ、制作の様子を見学したり、学生との交流を楽しみました。15・16日には、互いの作品に対して意見交換を行う批評会も開かれ、英語で活発に意見や質問が交わされました。19日からは、完成した作品が総合交流会館で展示されました。プログラムを終え、CAIR2020ワーキングチーム代表の箕輪佳奈恵特任助教(芸術系)は、「様々な『Interaction』を通して、新しいものが生み出されていく環境を作ることができた」と、今回の成果を総括しました。イベント2019年度T-ACT公開シンポジウム「やってみたい!」でつながろう ~大学間連携の新たな可能性~T-ACT推進室員と学生によるT-ACT紹介参加者間交流の様子

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