TSUKUCOMM-48
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教育スタイルブ授業、動画配信、テキストベースでの課題の提示等を行ってきました。6月1日からは、段階的に登校を開始しておりますが、当面は、午前:オンライン授業、午後:対面授業というように、オンライン授業と対面授業の併用が続きます。本校では、2019年度まで指定されていたスーパー・グローバル・ハイスクール(SGH)の時期に、校内のITC環境の整備やGoogle Classroomの使用などがすでに進んでいたため、早期に上記の取り組みを開始することができました。校内での取り組みにとどまらず、本校では、5月30日に「G Suite for Education & Zoomを活用した『オンライン授業』研究会」を主催し、この研究会は参加者200名超の盛会となりました。附属視覚特別支援学校幼稚部から職業教育課程の専攻科まであり、今年度は165名の幼児・児童・生徒が在籍し、84名の生徒が寄宿舎を利用しています。学校再開に向けて、感染防止対策を取りまとめ、手洗い・アルコール消毒の徹底、3密回避の授業内容や動線の見直し、行事の縮小・延期、時間差を設けた食堂利用など、その対策は多岐に渡っています。寄宿舎では、感染へのリスク軽減と万一の対応に備え、ゾーニングの設定、防護服着用でのシミュレーションなどを行いました。休校期間中は、学習保障のためにオンラインによる取り組みを一部導入して、お互いの顔や声がわかるホームルーム活動や、動画提供による学習を行いました。学校再開後も、遠隔支援の充実に向け、オンライン学習によるオリジナルコンテンツの作成、アクセシビリティを考慮したICTの有効活用を進めていきます。附属聴覚特別支援学校幼稚部から高等部専攻科までの幼児児童生徒が在籍することから、各学部・学科の発達段階に応じた学習支援を行いました。まず、電話(ビデオ通話を含む)やメール等で子どもたち、保護者とのつながりを保ちました。通信環境調査を行い、課題は紙ベースで送付したり、従来から使用しているタブレット用授業支援アプリを利用して学級会を行ったり、教材配信や生徒の課題提出に利用したりしました。また、本校専用の臨時休校期間特設サイトと本校のサーバーを利用したオンライン教材配信(授業動画等を含む)【学習支援ポータルサイト イマジン】を立ち上げ、必要に応じて併用するなどして対応しました。教科指導だけでなく、寄宿舎生には新しい生活様式の説明や手話講座を配信しました。乳幼児には親子で見て遊ぶ自作DVD等を、幼児には学級だよりや親子で一緒に活動できる工作教材や絵本を、楽しみ方を例示した文書を添えて郵送しました。今回の幼児児童生徒、保護者と新担任との連絡や課題のやりとりについて検証し、今後に生かしたいと考えています。手作り水場で校舎に入る前に手を洗います(附属中学校)凸線で足裏からわかる停止位置(附属視覚特別支援学校)11

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