TSUKUCOMM-48
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18を乗り越えて大学に入った意味がわからない、もう何もかもやめたい、といった悲痛な相談も入り、保護者の相談も日に日に増えました。 一番の問題は学生が感じている孤立感です。物理的には離れていても、誰かとのつながりの感覚を取り戻すための工夫が必要です。高校時代までの友人たちに声をかけてみる、家族と散歩に出かける、などの提案に応じて連絡を取ったり、担任の先生たちが個別に声をかけてくれたり、先輩たちがオンライン上の交流の場を作るなどの支援を通して、話せる仲間を見つけた人もいたようです。 社会的距離の時代は今後も続くと予想され、心理的つながりをどのように保つかが、大きな課題となります。引き続き、学生たちの生の声を聴く最前線として、活動を続けていきます。 感染症対応の状況にあわせて、相談体制を組んでいます。 詳しくは下記を確認してください。学生相談室:http://www.tsukuba.ac.jp/campuslife/sodan.html在学生に対する心のケア 学生相談室では、学生生活に関する全般的な相談に対応しています。通常は、相談室で対面での相談を実施していますが、現在は、オンラインや電話による遠隔相談が主になっています。 5月に入って、オンライン授業が続いていることによる疲労感に関する相談が急増しました。特に新入生からの相談は深刻で、通常は、友達に相談したり、先輩に聞いたりしながら乗り切ることもできますが、友人関係を築く機会もなく、実家で、あるいは一人つくばにやってきて、ひたすらに授業を受けているようでした。厳しい受験支援金を支給しました。 この支援金の財源確保のために、大学ホームページやクラウドファンディングを活用して寄附を募りました。教職員をはじめ卒業生や企業など、本学を応援してくださる多くの方々から支援が寄せられ、希望する約9,800人の学生に、総額約3億6千万円を支給することができました。学生緊急経済支援金の支給 保護者の収入減による仕送りの減少、アルバイト先の休業等による収入の減少、オンライン授業による環境整備の支出の増加等で困窮する学生のための緊急経済支援対策として、●電話とオンラインでの個別キャリア相談●オンラインでイベント開催・OB・OG質問会(4月~5月)・オンライン企業説明会(6月)・OB・OGキャリアカフェ(7月) など●各種ガイダンス、インターンシップ対策などの今知りたい情報を動画で提供 OB・OG質問会に参加した学生からは、「ネットだけではわからない、実体験に基づく、リアルな業界や仕事のことを知ることができた」「オンラインだからリラックスして参加できた」などの感想が寄せられました。 最新情報は、下記をご覧ください。就職課:https://syushoku.sec.tsukuba.ac.jp/career/キャリア・就職支援 新型コロナウイルスの影響で、就活イベントが相次いで中止・延期となり、企業説明会や面接・面談がオンライン化されるなど、これまでに経験したことのない状況に、学生から戸惑いや不安の声が上がっています。 ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリア(DAC)センター/学生部就職課では、少しでもこういった不安を解消できるよう、次の支援に取り組んでいます。全学群生(一律15,000円・自宅外生はプラス15,000円)留学生(私費留学生・一律120,000円)元留学生(帰国困難者・一律120,000円)一時貸付金(全学生・上限100,000円・無利子)合  計8,743983231359,884235,665,000117,960,0002,760,00012,168,000368,553,000支 援 内 容人 数金 額(円)*令和2年7月9日現在

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