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この7月にメルボルン・ユナイテッドへの加入が発表されましたねメルボルン・ユナイテッドは、去年は決勝に進出しましたし、2017-18年シーズンでは優勝もしている強豪チームです。現在、契約をして、ビザを取得するのを待っている状態です。練習環境を整えるのも厳しい状況ですが、パーソナルトレーニングを受けたり、以前所属していた日本のチームの体育館を使わせてもらいながら、準備をしています。また、海外では自分で健康管理もしなくてはならないので、最近は食べるものについてもいろいろ調べて試しています。今は、玄米や魚中心にするなどの食事法を実践していて、すごく調子が良くなっています。自分で魚をさばいたりもするんですよ。バスケはどのリーグでも、秋から試合が始まって、翌年の春ごろに終わります。それ以外の時期、夏は主に日本代表としての活動があり、休みの期間は、アメリカのキャンプなどに参加して練習する、というのが年間のサイクルです。本来ならもう渡豪して現地で練習しているはずなのですが、ちょっと予想外のことになっています。プロの選手を目指すようになったのはいつからですか高校の時に一緒にアンダー18の日本代表だった渡邊雄太選手が、今、NBA(アメリカプロバスケットボールリーグ)でプレーしているんですが、同じ舞台でやっていた選手が頑張っているのをみて、自分もNBAに挑戦したいと思うようになりました。大学4年の春の大会後に、Bリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)のアルバルク東京と契約してプロ入りしました。ちょうどその時は、教育実習もあって、日によって先生になったり選手になったり、すごく大変でしたが充実していました。日本のバスケリーグには野球のドラフトのような仕組みはないので、プロチームは良い選手を見つければ声をかけていきます。大学での試合で良い結果を残せたことがきっかけになったと思います。その後、NBAのダラス・マーベリックスのキャンプに参加する機会を得ました。NBAは想像通り、各国の化物揃いのリーグでした。最初はなかなかアジャストできずに苦労しましたが、技術、メンタル、体づくりなどいろいろな面で、何をすべきかが見えてきました。夢に向かってブレずに突き進む バスケットボール選手メルボルン・ユナイテッド(NBL)馬場 雄大氏

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