TSUKUCOMM-50
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日本政府は、2020年10月から、全世界からの新規入国者を対象として、受け入れ機関が適切な検疫措置の実施を確約できる場合、入国制限を緩和するとしました。これを受け、本学でも今年度入学を予定していた留学生を受け入れるべく、対応を開始しました。渡日を待ち望んでいた留学生にとって、入国制限が緩和されても、運航便の減少による航空券の高騰、入国前・空港到着時のPCR検査、14日間の待機など、入国には多くの困難を伴います。そこで、新規入国者への支援として、14日間待機するホテルの確保や宿泊費の一部支給、待機中の健康状況の把握、保健所への報告を一元的に行う体制を整えました。2020年3月初旬以降、新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止対策として、感染者の多い国・地域を対象に入国制限が実施されました。本学では、4月に約300名の留学生が海外からの入学を予定していましたが、新規入国が困難な状況となりました。国内においても、4月には緊急事態宣言が発出され、在学中の留学生の学修研究活動や生活にも大きな影響を及ぼしたため、これまでとは異なる様々な支援を提供しています。ポストコロナ時代の留学支援を目指して本学での留学生活に対する支援●留学生の入国支援母国からの仕送りの滞りやアルバイト収入の減少により、生活に困窮する留学生や、3月に修了したものの、飛行機の欠航や母国の入国制限により帰国できず、やむを得ず日本に在留している元留学生に対し、筑波大学基金を原資とする緊急の経済支援を実施しました。経済支援●在学生への支援14日間の待機を経て大学に到着した留学生と受入担当職員「Ask Us Desk」 学生スタッフの支援を受ける新規入国した留学生本学における緊急経済支援(対象を留学生に限定したもの)対    象支援者数一人当たりの支給額(円)私費留学生のうちこれまでに授業料免除が必要であった者989120,000帰国困難な元留学生23120,000支援を希望する私費外国人研究生7330,00014

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