TSUKUCOMM-50
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16その他「指定国立大学法人」の指定10月15日付けで文部科学大臣より「指定国立大学法人」の指定を受けました。指定国立大学法人とは、我が国の大学における教育研究水準の向上とイノベーション創出を図るため、文部科学大臣が世界最高水準の教育研究活動の展開が相当程度見込まれる国立大学法人を指定するものです。指定を受けた大学は、国内の競争環境の枠組みから出て、国際的な競争環境の中で、世界の有力大学と伍していくことが求められ、社会や経済の発展に貢献する取組の具体的成果を積極的に発信し、国立大学改革の推進役としての役割を果たすことが期待されます。(文科省募集要項より引用)現在の単純な延長線に未来が描けない状況の中にあっては、未来を予測するため先手を打って自分たちが望む「あるべき未来」を創造し、自ら創りだす必要があります。本学は、その出自と歩みを踏まえ、多様な分野による学際的な協働を通して、未来社会をデザインできる新たな知を創出する「真の総合大学」を、目指すべき未来像として掲げました。その実現に向けた、構想中の施策の一例として、研究については、学術センター制度を導入し、新たな研究分野の創出に努めます。特に高い研究成果を発揮した研究センターに対しては、世界展開研究拠点形成機構にて全学的にバックアップします。教育においては、学生と教員が1対1で頻繁に議論を重ねる教育手法を全学展開し、自発的で学際的な学びを促します。この取り組みにより、大学院への進学とともに、複雑な地球規模課題を解決する学生の輩出を目指します。研究成果の社会実装にあっては、B2A(Business to Academia)研究所を設置し、企業の研究部門を学内に誘致して、需要が高く将来的な応用に必要な基礎研究に注力します。これにより産学共著論文によるレピュテーションの向上を図ります。このほか、筑波研究学園都市の中核機関として、マッチングファンド、つくば未来都市プロジェクトなどを通した連携強化により、我が国最大のサイエンスシティー体を形成し、世界に冠たる研究を推進します。こうした施策を通じて、ポストコロナ時代を見据え、未来社会の基盤としてGLOBAL TRUSTを標榜する新たな価値の創造に取り組みます。

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