TSUKUCOMM-50
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17イベント「Tsukuba Global Science Week(TGSW)2020」を開催「手のひらの芸術」とも呼ばれるアートメダル。10月24日から11月3日にかけて、本学芸術系が取り組むアートプロジェクト「TAMP:つくばアートメダルプロジェクト」では、富士山のふもと静岡県駿東郡小山町でアートメダル国際交流展を開催しました。小山町との共催であるこの展覧会は、メダル芸術の国際的な連携事業となる「INTERNATIONAL MEDALLIC PROJECT 2020」、ニューヨークにあるメダルギャラリーMedialiaによる「NEW IDEAS」、本学と本学附属小・中・高・視覚特別支援学校の連携展「CONNECTING STORIES」という3つのコンセプトの展示で構成されます。コロナ禍にも関わらず、11ヶ国から作品が集まりました。TAMPの学生メンバーは、附属学校における制作サポートや展覧会運営、ワークショップなどを行いました。多様な人々が参加し、子どもから大人まで、障害の有無にかかわらず、楽しむことのできる展覧会場となりました。その様子はTMAPホームページでも紹介しています。TAMPホームページ: https://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/art-medal/イベント物語をつむぐ・つなげるアートプロジェクト―アートメダル国際交流展2020でみえた多様性の展開―TGSWは、国境や研究領域を超えた連携ネットワークを構築し、地球規模課題に対する解決策を世界に向けて発信することを目的に、本学が主催しています。通算10回目となる「TGSW2020」は、オンライン方式を取り入れつつ、2020年9月から2021年2月の間計24セッションと233件の研究ポスター発表が行われます。12月4日時点で、世界54か国・地域から960名が参加登録しています。9月28日に開催されたオープニング総会では、「ポストコロナ社会を目指して―都市と大学の連携」をテーマに、永田学長の開会挨拶の後、国立成功大学(台湾)のHuey-Jen Jenny Su学長およびエディンバラ大学(英国)のDevi Sridhar教授が基調講演を行いました。続いて、ドイツ・ボーフム市のThomas Eiskirch市長とつくば市の五十嵐立青市長からの話題提供に基づき、登壇者全員でパネルディスカッションを行い、その様子はインターネット配信されました。来年度はTGSWに代わり、筑波会議2021が開催される予定です。今回の成果を踏まえ、本学並びに筑波研究学園都市の国際的プレゼンスの向上を目指していきます。オープニング総会の様子(スクリーン上部(左側)ボーフム市のSebastian Kopietz副市長、Thomas Eiskirch市長、(中央)Devi Sridhar教授、(右側)Huey-Jen Jenny Su学長。壇上左側から、木島譲次特命教授、池田潤大学執行役員、永田恭介学長、五十嵐立青市長、BENTON Caroline F.副学長)展覧会場を彩った多彩なアートメダル。上段左から、ブルガリア、日本、ポーランド、会場参加者の作品、下段左から、ラトビア、親子で作ったメダル、メキシコ、視覚特別支援学校児童の作品。左図は展覧会場風景。

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