TSUKUCOMM-51
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16 昨年10月31日、2020年度桐が丘祭をオンラインで開催しました。今回は、各学部が事前に動画を作成し、それを閲覧するという、これまでにないスタイルとなりました。準備も練習も、密を避けつつ、それでもそれぞれの学年のカラーが色濃く表れる、工夫を凝らした作品がたくさん生まれました。劇やナゾトレ(ナゾ解きしながら脳トレするゲーム)などの他、高等部では、受験勉強の合間を縫って、企画から動画編集まで、すべて生徒のみで行う「生徒の、生徒による、生徒のための」発表も行われました。 動画だけでなく、絵画などの作品展示も充実しました。小学部の子どもたちは、学年ごとに時間をずらして、互いの作品を鑑賞しました。「これすごいよ!ぼくも5年生になったらこんな風に描けるようになりたいな」など、作品に対して感じたことをメッセージカードに書いて、作者に渡しました。 もっと時間があったら…と少し切ない気持ちも残しつつ、絆をいっそう深める一日となりました。 附属高校では、毎年さまざまな国際交流事業を実施しています。その一つとして、3人の生徒が昨年7月20日~21日にアジア太平洋ヤングリーダーズサミット(APYLS)にオンライン参加し、その成果を携えて昨年12月20日に開催された全国高校生フォーラムにおいて、オンラインによるプレゼンテーションを行い、「生徒投票賞」を受賞しました。 プレゼンテーションのタイトルは、“Remote Work Can Support Women’s Career”で、リモートワークの利点を踏まえた有効な提案を行いました。新型コロナウイルス感染症対策として行ってきた、オンラインによるライブ授業や文化祭など、これまでとは異なる学校生活を通じて得た体験や工夫が、発表内容にもプレゼンテーションにも生かされました。附属学校だより附属高等学校附属桐が丘特別支援学校オンライン桐が丘祭 「あつまれ!桐っ子の祭inリモートステージ」新しいスタイルの学校生活を国内外との交流に生かして筑波大学には11の附属学校があり、それぞれの分野でわが国の教育をリードしています。各学校のユニークな授業や行事、活動などを紹介します。

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