TSUKUCOMM-54
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13個別学習・休憩スペース 「アクセシブルスタディルーム」を設置 ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター(DACセンター)では、学生の多様な感覚に配慮した個別学習・休憩スペース「アクセシブルスタディルーム(Accessible Study Room)」を国内の大学として初めて設置しました。学生の中には、特定の音や光などを著しく不快に感じる感覚過敏の者もおり、そのせいで本来の学習能力を発揮できない場合も少なくありません。アクセシブルスタディルームでは、一人ひとりの感覚の特性や好みに応じて、部屋色や音環境などをカスタマイズできます。もちろん、感覚過敏の有無に関わらず、誰でも利用が可能です。今後は効果検証にも取り組み、全ての学生が学びやすい大学環境のアイデアを全国に発信していく予定です。第8回日本美術展覧会(日展)で特選を受賞 10月29日から11月21日に国立新美術館で開催された第8回日本美術展覧会(日展)第3科(彫刻)において、人間総合科学研究科(博士前期課程)芸術専攻2年の最上健さんと、芸術学学位プログラム(博士前期課程)研究生の町野紗恭さんの2人が特選を受賞しました。第3科では64点が入選し、さらに特に優秀と認められる作品8点に特選が与えられました。 日展は、明治40年から続く日本最大規模の総合美術展覧会で、前身の文展(文部省美術展覧会)を含めると、今回が114回目です。本学では過去に、芸術系の柴田良貴名誉教授と宮坂慎司助教が特選を受賞していますが、在学中での受賞はこれまで例がなく、また2人同時での受賞は快挙です。 受賞理由として、最上さんの作品《ヨルノムコウ》に対しては「人体を丁寧に観察し、素直に表現している。部分に捉われず全体のポーズの持つ美しい流れを大切にし、肉体のやわらかな表現と量感が魅力的な作品である。」、また、町野さんの作品《場所》については「婦立像。両脚で立つ女性のわずかな体重移動が、心地よいムーブマンを生み出している。豊かな量で表現された優作である。女性が見つめる先の、穏やかな未来を信じたい。」との選評が寄せられました。ACADEMIC町野紗恭さんの作品 《場所》最上健さんの作品 《ヨルノムコウ》NEWS & ANNOUNCEMENT水の流れる音を聞きながら自分の好きな色に合わせてリラックスできるバブルチューブライト色や光でリラックスできるように配置されたグッズ室内の色をLEDライトで、学生の感覚に適した色にカスタマイズできる。

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