TSUKUCOMM-54
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16 音楽祭・体育祭とともに附属駒場中・高等学校の三大行事の一つである文化祭が、10月29日(金)~31日(日)に開催されました。新型コロナウイルスの感染状況が見通せない中、昨年に引き続き、来場者の制限や模擬店での食品提供の在り方については難しい判断を迫られました。 今年度もフルスペックの開催とはならなかったものの、QRコードによる招待者の管理システムや、食品提供の新スタイルとして「レトルトカレー」を販売するなど、昨年度の実行委員会や高校3年生が考案・開発・導入した工夫を引き継ぎながら、今回は、それらのアイデアがさらに拡張されたものとなりました。特に、レトルトカレーやクッキーに加えて、新たに開発したせんべいとドリップコーヒーは、多くの来場者に喜ばれる「筑駒みやげ」となりました。 これらは在庫が続く限り、附属駒場中・高等学校事務室にてご購入いただけますので、お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。 10月28日、第65回東京都特別支援学校・特別支援学級設置学校の陸上競技大会において、中学部の生徒18人が、100m走と200m走の2種目に分かれて出場しました。駒沢オリンピック陸上競技場という大舞台で、全員があきらめずに完走し、生徒たちは、「また来年も出たい」「もう一度走りたい」と次年度に向けた意気込みを新たにしました。 また、平成28年度から年3回程度、講道館で、柔道の基礎を学ぶとともに、タグ柔道(両腰にタグをつけて互いに取り合う)に取り組んでいます。11月12日には、事前学習として、講道館指導員の鮫島元成さん(元筑波大学附属高等学校教諭)に、「柔道資料館」やオリンピック関連の展示を案内していただきました。また、日本を代表するオリンピアンの井上康生さんが、東京オリンピックに出場した選手や、柔道をする上で大切な事について話をしてくれました。12月に実施するタグ柔道の体験に向けて、生徒たちの柔道への興味がさらに高まりました。附属学校だより附属駒場中・高等学校新スタイルの文化祭から「筑駒みやげ」が誕生筑波大学には11の附属学校があり、それぞれの分野でわが国の教育をリードしています。各学校のユニークな授業や行事、活動などを紹介します。附属大塚特別支援学校体験を通じてスポーツへの意欲を前列中央は井上康生さん

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