TSUKUCOMM-55
16/20

16 1月28日、「高等部普通科生徒会弁論大会」が開催されました。毎年行われている生徒会行事の一つで、1年生から3年生の計6人が弁士として登壇し、自分の経験から学んだことや疑問に思っていること、興味関心のあることなど、さまざまなテーマで自分の思いを熱弁しました。7分という決められた時間の中で、話す速度や表情、手話や声の抑揚、提示資料の見せ方など、工夫を凝らした発表が行われました。 高等部教員による審査の結果、一位となった弁論は共生社会をテーマにしたもので、障害のない人が一方的に障害者に配慮するのではなく、障害当事者が障害のない人と一緒に考えて社会をつくっていくことの重要性が述べられました。 他の生徒たちも、各教室でオンライン視聴しながら、仲間の熱い語りをきっかけに、世の中の疑問や課題についてそれぞれに考えを巡らせる時間を過ごしました。 2月12日、第3回WWL(World Wide Learning)研究大会・第25回総合学科研究大会が行われました。昨年度に引き続いてのオンライン開催でしたが、今回は大会の雰囲気を少しでも味わってもらえるよう、ヴァーチャル空間を利用した会場を設け、1週間前から生徒の発表や授業公開の動画を配信するとともに、参加者はアバターとして会場内を歩き、立ち話もできるようにしました。 今年のテーマは「総合学科における探究活動の現在地~SGH(Super Global High School)/WWLを包摂するカリキュラムマネジメントの検証~」。午前中は、1年次「産業社会と人間」、2年次「T-GAP(つくさかグローバルアクションプログラム)、3年次「卒業研究」の発表、午後は、教育学博士の石森広美先生による講演「グローバル人材とアセスメント」と、5つの分科会での活発な議論が行われました。 生徒の探究活動について、多くのコメントや意見をいただき、成長を実感する一日となりました。附属学校だより附属聴覚特別支援学校工夫を凝らして思いを伝える筑波大学には11の附属学校があり、それぞれの分野でわが国の教育をリードしています。各学校のユニークな授業や行事、活動などを紹介します。附属坂戸高等学校グローバル人材の育成を目指して

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る