TSUKUCOMM-58
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後輩にひとこと10留学中に北海道を訪ねたい 自分はどのような道を進むべきなのか。皆さん、いろいろ悩みますよね。私は、損得ではなく、自分がやりたいこと、好きなことは何かを基準に行動してきました。そうすれば、例え困難な事態に直面することがあっても、後悔せず、楽しく続けられます。医学群看護学類3年 2022年8月に開かれた大学対抗の女子大生アイドルコピーダンス日本一決定戦「UNIDOL(ユニドル) 2022 summer」の決勝で、本学のアイドルコピーダンスグループ「Bombs!(ボムズ)」が見事優勝を果たした。そのリーダーとしてチームを引っ張ったのが、松田さんだ。 アイドルなどの楽曲の振り付けを真似て踊るコピーダンスは近年、女子大生のサークル活動としても人気で、同コンテストには全国から53チームが参加した。 「大学生でありながら、特別な衣装を着て舞台で踊る。そんな〝非日常〟を体験できるのがコピーダンスの魅力。今回の優勝は、裏方を含めたメンバー全員が力を合わせた結果です」と振り返る。 大会時のメンバーは42人で、医学類や応用理工学類など理系から文系の社会学類、体育専門学群など、幅広い所属の学生が参加する。総合大学である本学ならではの構成だ。Bombs!創設は2019年3月。21年秋に3代目リーダーに就任した。「チームを強くすることと、応援してくれる人を大切にすること」を心掛けてきたという。 昨年6月に関東予選をトップ通過。同4月から決勝までは、学業と両立しながら、週4日計20時間の練習を続けた。どこから見てもフォーメーションが崩れて見えないようにメンバーの踊りをシンクロさせ、笑ったり、驚いたりなど表情作りも徹底した。決勝では、歴代のリーダー3人が交代でセンターに入るなど演出にも工夫を凝らし、会場の観客投票、オンラインの観客投票、審査員の評価点の全てで1位となる完全優勝を決めた。 幼い頃から身体を動かすのが大好きで、高校3年までの14年間、新体操を続けた。体育専門学群に進んだのは、体育の教員になろうと考えたから。「新体操に区切りを付け、大学では新しいことを始めたい」と思っていた時に知ったのが、Bombs!の存在だった。 だが、入学1年目はコロナ禍で対面での活動ができなかった。翌年もユニドルの全国大会が中止となり、悔しい思いをした。だから、「今年度が勝負の年」だった。 昨年11月でリーダーを退き、後輩にバトンタッチしたが、Bombs!での活動は卒業まで続けるつもりだ。卒業後は、教員ではなく、スポーツを通じてより多くの人々と関わる仕事がしたいと、今では考えている。Bombs!での経験がきっと役に立つはずだ。ファン・ホアイ・リン さん日越を結ぶ存在になりたいLI

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